Gateが「xStocks」の取引機能を開設、Coinbase・Circle・Appleなどのトークン化株式に対応

ゲートが「xStocks」に対応

海外暗号資産(仮想通貨)取引所ゲート(Gate.io)が、株式トークン化プロダクト「xStocks」の専用取引機能を取引所内に開設した。ゲートが7月3日に発表した。

「xStocks」は、米国の主要企業60銘柄以上の株式やETF(上場投資信託)がトークン化されたプロダクト。同プロダクトはスイス拠点の資産トークン化企業であるバックド(Backed)が6月30日に提供開始した。

「xStocks」により従来は機関投資家に限定されていた株式取引に、個人投資家もアクセス可能となった。なお、これらのトークン化株式は実際の株式に1:1で裏付けられているという。

今回ゲートに開設された「xStocks」の取引機能では、トークン化株式の現物およびパーペチュアル(無期限)先物取引が提供されているとのこと。ユーザーは取引時に米ドルステーブルコインUSDTなどを利用できるという。

またゲートでサポート開始された「xStocks」のトークン化株式は、コインベース(COINX)、エヌビディア(NVDAX)、サークル(CRCLX)、アップル(AAPLX)、メタ(METAX)、ロビンフッド(HOODX)、テスラ(TSLAX)、グーグル(GOOGLX)の8銘柄とのこと。

さらに、初心者向けのオンチェーン取引プラットフォームであるゲートアルファ(Gate Alpha)も「xStocks」に対応しているという。ゲートアルファでは、マイクロストラテジー(MSTRx)、サークル(CRCLx)、S&P500 ETF(SPYx)、エヌビディア(NVDAx)、テスラ(TSLAx)、アップル(AAPLx)の6銘柄がサポートされているとのこと。

ゲートの「xStocks」取引機能では、24時間365日の取引や株式の小口化、オンチェーンでの送金がサポートされているという。さらに同機能では、証券口座開設や複雑な本人確認(KYC)、法定通貨による決済が必要ないとのこと。

なお先物取引では1倍から10倍までのレバレッジに対応し、注文時にロングまたはショートのポジション設定が可能だという。また取引時には任意でレバレッジを選択できるとのことだ。

ちなみに「xStocks」に含まれるトークン化株式は、ゲートのほかに海外大手暗号資産取引所のバイビット(Bybit)やクラーケン(Kraken)でサポートされている。

また、ソラナ上の一部DeFi(分散型金融)プロジェクトでも「xStocks」の対応が進められている。さらに分散型オラクルネットワークを提供するチェーンリンク(Chainlink)は、「xStocks」専用のソリューション開発を進めているとのこと。

なお、「xStocks」はソラナ(Solana)のトークン規格であるSPL規格で発行されており、現在は非米国居住者を対象に提供されているとのことだ。

参考:ゲートプレス
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。