分散型オーダーブック「Orderly Network」、エアドロップに向けたキャンペーン開始へ

Orderly Networkがトークン獲得キャンペーン開始へ

DeFi(分散型金融)開発者向けの分散型オーダーブックプロトコル「オーダリーネットワーク(Orderly Network)」が、ポイントキャンペーン「ザロードトゥザオーダー(The Road to The Order)」の開始を3月25日発表した。

「ザロードトゥザオーダー」は、「オーダリーネットワーク」が今夏実施予定とする独自トークンのエアドロップに向けて開始されるポイントキャンペーン。

「ザロードトゥザオーダー」の参加者は、キャンペーン内での「メリット(ポイント)」順位に基づいてトークンがエアドロップされるようだ。

発表では「ザロードトゥザオーダー」について「トレーダーがメリットを獲得し、オーダリーネットワークトークンのシェアを争うことができるゲーム化されたキャンペーン」と紹介されている。

「ザロードトゥザオーダー」は来週から数週間にわたって実施されるという。

また「オーダリーネットワーク」の独自トークンを請求できるユーザーは、web3クレデンシャルデータネットワーク「ギャラクス(Galxe)」およびポイントプログラムツール「ジーリー(Zealy)」が現在実施しているキャンペーンの参加者、「オーダリーネットワーク」の初期コミュニティメンバー、「EVM(イーサリアム仮想マシン)」及び「ニア(NEAR)」上のトレーダーとのこと。

なお「ギャラクス」および「ジーリー」のキャンペーン参加者は、「ザロードトゥザオーダー」が実施されてる間も引き続きエアドロップ対象と判定されるとのことだ。

ちなみに「ニア」において取引するトレーダーはエアドロップの対象にはなるが、「ザロードトゥザオーダー」への参加はできないようだ。

オーダリーネットワークとは

「オーダリーネットワーク」は、ブロックチェーン全体で流動性を一つのオーダブックに統合するオムニチェーン取引インフラストラクチャの提供を目指している分散型オーダーブックプロトコル。

同プロトコルではレイヤーゼロ(LayerZero)の技術を活用し、取引を実行するためにトークンがチェーン間を移動する必要がないように設計されている。そのためトランザクションデータ、ユーザーデータ、残高、取引データなどを中継するクロスチェーンメッセージのみが送信されるとのこと。

これによりトレーダーは、セルフカストディのまま現在のチェーンからトークンを移動することなく、使い慣れたオーダーブック型の取引インターフェースを利用し、他の異なるチェーン上の取引相手と取引可能になる。

なお「オーダリーネットワーク」では、OPスタック(OP Stack)上に構築されたOrderly app chain(Orderly Settlement layer)を介して全ての取引がオンチェーンで決済されている。

また「オーダリーネットワーク」は昨年11月、野村ホールディングスの暗号資産(仮想通貨)関連子会社であるレーザーデジタル(Laser Digital)から資金調達を実施している。

関連ニュース

参考:オーダリーネットワーク
images:iStoks/Ket4up

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/8話題】FTXが再編計画修正案を提出、グレースケールがイーサリアム先物ETFの申請を撤回

FTXが再編計画修正案を提出、債権者らへの支払い145~163億ドル見込む、グレースケール、承認可否判断前にイーサリアム先物ETFの申請を撤回、米SEC委員長、「暗号資産事業者の法順守監視はユーザー保護の一端を担っている」、ビットポイントに「ソラナ(SOL)」上場、ステーキングサービスも提供開始、豪州財務局が暗号資産取引所にユーザー情報を要求、税金取り締まりで、英レボリュート、プロトレーダー向け暗号資産取引所「Revolut X」開設、メタマスク、有害なMEVからユーザーを保護する機能「スマートトランザクション」追加、アスター、「Astar zkEVM」上でのTGE支援プログラム「TGE Catalyst Grant」発表、暗号屋とKlimaDAO JAPANが提携、地球環境に配慮した実証実験を実施へ、コロンビア大手銀行、暗号資産取引所「Wenia」立ち上げ=報道