ジャックドーシー支援の分散型SNS「Bluesky」が一般公開、400万ユーザー突破

「Bluesky」が一般公開

元ツイッター(Twitter)社CEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が支援する分散型SNS「ブルースカイ(Bluesky)」が、一般公開された。「ブルースカイ」公式Xより2月7日発表されている。

これまで「ブルースカイ」は「招待制アプリ」として昨年2月から提供されていた。今回の一般公開により公式サイトから「メールアドレス・パスワード・電話番号」を設定すれば、誰でも無料で利用可能だ。

「ブルースカイ」にはブラウザ版の他、iOSとAndroidのアプリ版もリリースされている。また日本語にも対応している。

なお「ブルースカイ」のUI・UXはX(旧ツイッター)と酷似している。なお投稿における入力可能な文字数は、Xが全角140文字・半角300文字(無課金)にたいして、「ブルースカイ」では全角・半角問わず300文字が投稿出来るようだ。ちなみに有料のX Premiumの文字数制限は10,000文字だ。

また「ブルースカイ」公式Xアカウントによると、同アプリ一般公開後から24時間でユーザー数が400万人を突破したとのことだ。

ブルースカイプロジェクトは、2019年末にジャック・ドーシー(Jack Dorsey)がツイッター在籍中に構想を発表したもの。2021年8月よりZcashの元ソフトウェアエンジニアのグレイバー氏がリーダーとなり、プロジェクトは本格始動していた。

2022年10月には、「ブルースカイ」のプロトコル名を「ADX」から「Authenticated Transport (AT)Protocol」に改名。その概要が発表されていた。なお「AT Protocol」は、新しい連合型ソーシャルネットワークのためのプロトコルで、最新の分散型テクノロジーのアイデアを、シンプルで高速、かつオープンなネットワークに統合していると説明されていた。

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images:iStocks/RomoloTavani・Igor-Korchak

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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