SBI VCトレード、「Prime優遇プログラム」新設。月間1000万円以上の売買で翌月キャッシュバック

SBI VCトレードがPrime優遇プログラム新設

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、大口取引顧客向けに「Prime優遇プログラム」を新設したことを2月7日発表した。

同プログラムは、大口取引顧客や暗号資産取引・Web3関連ビジネスへの参入を検討している法人の顧客向けに提供されている「SBIVC for Prime」の一環として提供されるという。

「Prime優遇プログラム」では、SBI VCトレードへの預入れ総資産(日本円及び暗号資産)が合計1,000万円以上の顧客を対象とする会員サービスになるとのこと。このプログラム会員の顧客には、月間の現物(販売所)の約定代金が1,000万円以上になった際、翌月に日本円で最大1%キャッシュバックを行うとのことだ。

ただしこのキャッシュバックを受けるためには、対象月末(合計1,000万円以上になった月)までに「Prime優遇プログラム」を申込む必要があるとのこと。

具体的なキャッシュバック比率として、月間約定代金が1,000万~5,000万円の場合、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・リップル(XRP)であれば0.2%、その他DAIを除いた暗号資産であれば0.5%になるという。

また5,000万~1億円の場合では、上記3銘柄であれば0.5%、その他DAIを除いた暗号資産で0.7%になるとのこと。

そして月間約定代金が1億円以上の場合は、同3銘柄で0.7%、その他であれば1%になるとのことだ。

なおSBI VCトレードは、現在利用しているトラベルルールソリューション「Sygna Hub」に加え、「TRUST」の導入を計画している。

SBI VCトレードが「TRUST」を追加導入することで、ビットフライヤー、コインチェックといった多くのユーザーを抱える国内取引所との暗号資産の相互送金が可能になるため、SBI VCトレードはこれら取引所からユーザーを取り込むことも可能となる。

「トラベルルール」とは、「利用者の依頼を受けて暗号資産の送付を行う暗号資産交換業者は、送付依頼人と受取人に関する一定の事項を、送付先となる受取人側の暗号資産交換業者に通知しなければならない」というルール。

これによりユーザーは、異なるトラベルルール対応ソリューションを利用する取引所へ暗号資産を移したい場合、一度メタマスク(Metamask)などのweb3ウォレットを介して送金を行う必要がある。

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参考:SBI VCトレード
images:iStocks/Максим-Ивасюк・berya113・Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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