楽天ウォレットが仮想通貨現物取引サービス開始、Bakktがビットコイン先物取引9月23日ローンチ、Gaudiy経済設計顧問に坂井豊貴氏、ストーリーDに上野直彦氏などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

楽天ウォレットが仮想通貨現物取引サービス提供開始

・楽天グループの仮想通貨取引所である「楽天ウォレット」が本日2019年8月19日(月)より仮想通貨における現物取引サービスを開始した

・あわせて本日よりAndroidアプリの提供も開始した。なおiOSアプリの配信は9月上旬を目処に公開される予定とのこと

・楽天ウォレットはサービス提供開始に合わせセキュリティ強化策についても発表した。まずユーザーからの預託を受けた金銭(顧客資産)を楽天ウォレットの自己資産とは分離して、楽天信託の信託口座で管理するとのこと。その信託財産を楽天銀行の銀行預金口座にて区分管理し顧客資産を管理する。またユーザーから預かった「すべての」仮想通貨を、インターネットとは隔離したオフラインの環境下で管理する「コールドウォレット」で保管することによりお客様の資産の安全性を確保するとのこと。さらにログイン時や出金時、出庫時の二段階認証を導入し、複数のセキュリティ対策を実施していくとのこと

・取扱通貨ペアとしてはBTC/JPY、ETH/JPY、BCH/JPY の3種類

・なお利用に関しては楽天銀行の口座開設も必要となる

Bakktがビットコイン先物取引を9月23日にローンチと発表

・Bakktがビットコイン先物取引を9月23日にローンチすると公式Mediumで発表

・Bakktは、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)より承認を得て、カストディアン「Bakkt Trust Company」を設立した

・また米商品先物取引委員会(CFTC)の自己認証プロセスを通じて、現物決済ビットコイン先物取引のローンチが可能な状態になったとのこと

・Bakktはデイリー先物取引とマンスリー先物取引の2種類の商品の提供し、ICE Futures USおよびICE Clear USと共同で行う予定

Gaudiyの経済設計顧問に坂井豊貴氏、ストーリーディレクターに上野直彦氏が就任

・株式会社Gaudiyが、経済設計顧問に慶大教授の坂井豊貴氏を就任、またストーリーディレクターに、週刊スピリッツ連載中の漫画「アオアシ」の原案協力を手がける上野直彦氏を就任したことを発表

・Gaudiy社が目指すDAO(自律分散型組織)を成立させるための課題を解決するために、ユーザーの活動やトークンの価値をどのように測定してプライシングしていくかといった経済的な制度設計が必要となることから、坂井教授が経済設計顧問として就任をした

・また、DAOが持つ潜在的な可能性について、ストーリー形式で伝えることが効果的であるとの考えから、上野直彦氏がストーリーディレクターとして就任し、自律分散的なコミュニティについての周知を図っていくとのこと

BTCボックスの代表者名と住所を使用して個人情報等を抜き出そうとする詐欺サイトにご注意

・日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)が8月16日にBTCボックス株式会社を装って個人情報等を抜き出そうとする詐欺フィッシングサイトを確認したと注意喚起を行った

・その不審なサイトとBTCボックス株式会社のドメイン名は異なっており、一切関係がないとのこと。なおそのサイトは最大15万円Amazonギフトカードをプレゼントすると謳い、KYC情報の登録を促している

・この詐欺サイトで誤って個人情報を送ってしまった場合には、仮想通貨取引所で口座開設され、振込め詐欺等に利用される恐れがある

・なおJVCEAとBTCボックスは本件に関する不審なメール等が届いた場合はJVCEAの苦情相談窓口まで連絡することを推奨している 苦情相談

・お問い合わせ はこちら

 

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この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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