BlockPunkが世界初のブロックチェーントークン型アニメ映画発売、リクルート投資会社がBC企業Provenanceへ出資、オラクルが蜂蜜SCトレーサビリティシステム開発のブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

BlockPunkが世界初のブロックチェーントークン型アニメ映画を発売開始

・BLOCKPUNK PTE LTD が自身のプラットフォームで世界初のブロックチェーントークン型アニメ映画『微睡み(まどろみ)のヴェヴァラ』を発売開始したことをパンクメディア株式会社が発表

・『微睡みのヴェヴァラ』は同社サービスBlockPunk上で動画の視聴権とブロックチェーントークンが紐づけすることで、ビデオトークンの所有者が動画をストリーミング視聴でき、監督によるオーディオコメンタリーや中間制作物であるアートワークやデザイン素材といったスペシャルコンテンツが特典として受けられる

・販売は500トークン限定で、価格は15USD($)、もしくは同価格のETHでも購入ができる

・トークンが売り切れた後はBlockPunk上でトークンの再販が可能で、販売額の一部はクリエイターへ還元がされるとのこと

・BLOCKPUNK PTE LTD はブロックチェーンを使ってクリエイターがデジタル作品の権利をコントロールしやすくする仕組みを作るエンタメ系スタートアップで、SGInnovate(シンガポール政府のイノベーションファンド)、大日本印刷、SeedPlus、Hutsle Fund、DLEキャピタル、Entrepreneur Firstなどが出資している

リクルート投資会社が金融商品の組成・販売における効率性を向上するブロックチェーンプラットフォームを提供するProvenanceへ出資

・株式会社リクルートの投資子会社であるRSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.が、金融業界向けのブロックチェーンプラットフォームを提供する米国のProvenance Blockchain, Inc.への出資を発表

・Provenance社はメンバーとして参加する金融機関が第三者機関を介さずに直接、さまざまな金融商品を組成・販売することが可能なスマートコントラクト技術などを用いたブロックチェーンプラットフォームを提供している企業

・このプラットフォームには、Provenanceを開発したFigure Technologies社や投資銀行のJefferiesなど複数の金融機関がメンバーとして既に参加しており、今後はローンや証券化商品のみならず、取引可能な商品の種類の拡大が期待されている

・リクルートは今回の出資を通じて、このプラットフォームの利用拡大をサポートしていく。Provenance社は今回の資金調達により、プラットフォーム開発や営業活動を拡充していく予定だ

Binance出資のオーストラリア旅行会社「Travel by Bit」が仮想通貨決済可能なアプリB版のデモ動画をリリース

・バイナンス(Binance)の公式ツイッターによると、同社が出資しているオーストラリアの旅行会社「TravelbyBit」が仮想通貨で決済可能なアプリのβ版をリリースしたことが明らかになった

・決済可能な仮想通貨は「BTC、LTC、BNB」となっており、同社の予約プラットフォームはBinance Chain上で機能している。同ツイートにデモ動画が公開されており、それによると予約するとQRコードが表示され、ユーザーはスマホウォレットでQRコードを読み込みことで約5秒後に決済可能となっている

・TravelbyBitは今後、同サイトで100万種類以上のフライトやホテルを予約することが可能にしていくようだ

仮想通貨ウォレットElectrumにライトニングネットワークが実装されることが明らかに

・仮想通貨ウォレットElectrumにライトニングネットワークが実装されることをコインデスクのウクライナで開催されたBIP001ブロックチェーンイベントにてElectrumの創設者Thomas Voegtlin氏への取材で明らかにした

・Thomas Voegtlin氏は具体的なリリース日は明かしていないが、イベント会場で新しいElectrumのテスト版を披露し、「私たちは開発作業を1年続け、テストブランチとマスターブランチを繋げる準備が整った。これは7月末までの数週間の間にメジャーリリースができることになるだろう。」とコメントをしている

・Electrumは2011年に登場した仮想通貨ウォレットで最も古くからあるウォレットの1つとされている

オラクルがブロックチェーンを活用した蜂蜜サプライチェーン向けのトレーサビリティシステムを開発

・オラクル(Oracle)がWorld Bee Project(WBP)と提携し、ブロックチェーンを活用した蜂蜜サプライチェーン向けのトレーサビリティシステムを開発していることをブロックチェーンメディアであるレッジャーインサイトが報じた

・同システムはオラクルが提供するOracle Blockchain Platform上で開発されるとのこと

・Oracle Blockchain PlatformはLinux Foundationが管理するオープンソース・プロジェクトであるHyperledger Fabric上に構築されている

・今回の提携はミツバチの個体数減少の原因を調査し、個体群管理のための解決策を提案することを目的とした、WBPによるプロジェクトの一部とのこと

・また、生息地・生態系管理が行われた環境で得た蜂蜜であることを保証する「BeeMark」ブランドの立ち上げを目的としている

・さらにオラクルは世界中のハチの巣にテクノロジーを導入し、ミツバチの行動や健康状態を監視する計画であるとのこと

イギリスのクラフトビール企業「BrewDog」がクラウドファンディングへの支援を10種類の仮想通貨で可能に

・クラフトビール醸造企業のBrewDog(ブリュードッグ)の公式ブログによると、同社のクラウドファンディングに仮想通貨での支援機能が拡張されたことが明らかになった

・同社は2010年からクラウドファンディング上で「Equity for Punks(パンク株)」による資金調達を行っており、これまでの実績は約7200万ポンド(約98億円)調達、支援者は約11万人となっている

・そして新たに今回、クラウドファンディングへの支援手段として10種類の仮想通貨でパンク株の購入ができる仕様に変更をした。2020年4月までクラウドファンディングは続くとのこと

・利用可能な仮想通貨10種類は「ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、オミセゴー(OMG)、クアンタム(QTUM)、オーガー(REP)、0x(ZRX)」である

・「パンク株」の所有者は、BrewDogの店舗で常にビールを10%オフで飲めて、オンライン購入は20%で可能など10種類近くの特典を保有でき、1株あたり25ポンド(約3394円)で購入できる

 

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この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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