金融格付け機関ムーディーズ、ステーブルコインのスコアリングシステム開発中か=報道

ムーディーズ、ステーブルコインのスコアリングシステム開発中か

金融商品格付け機関ムーディーズ(Moody’s Corporatio)が、ステーブルコインのスコアリングシステムを開発中であるとブルームバーグ(Bloomberg)が1月26日に報じた。

なおこの計画に詳しい関係者によれば、このスコアリングシステムは最大20銘柄のステーブルコインを、その裏付けとなる準備金の証明書の質に基づいて分析するように設計される予定だという。

ただしその人物によれば、スコアリングシステム開発はまだ初期段階であるという。

昨年、アルゴリズム型ステーブルコイン 「UST(Tera USD)」の崩壊によって、ステーブルコインへの信頼が揺るいだ。

その後、米国の規制当局をはじめ各国はステーブルコインに対する規制の設計や強化を進めてきた。

既存金融において債券などをスコアリングする大手企業のムーディーズが、ステーブルコインのスコアリングシステムを開発することは、投資家のリスク管理や低減に繋がるかもしれない。

参考:Bloomberg
images:iStocks/Who_I_am
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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