ビーチサッカー「アヴェルダージ熊本BS」、FiNANCiEでクラブトークン発行

「アヴェルダージ熊本BS」がFiNANCiEでクラブトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、ビーチサッカークラブ「アヴェルダージ熊本BS」のクラブトークン発行と販売の開始を3月14日発表した。なお「FiNANCiE」におけるビーチサッカークラブのトークンはFC琉球BCに続き、2件目となる。

「アヴェルダージ熊本BS」は、2016年に発足したビーチサッカークラブだ。昨年行われた地域チャンピオンシップでは準優勝を果たしている。競技外では子どもたちの神経系発達に効果的と言われる裸足教育に取り組んでおり、無料ビーチサッカー教室を定期的に開催している。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「アヴェルダージトークン」として販売されるとのこと。販売売上は主に「アヴェルダージ熊本BS」のクラブ運営費と地域の活性化などに利用されるとのこと。

「アヴェルダージトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「応援グッズデザイン案」や「オリジナルTシャツデザイン案」、「マスコットキャラクター案」、抽選特典案として「2022シーズン応援グッズ」や「トークンホルダー限定グッズ」、「シーズン報告会招待券」などがある。

トークンの初回販売期間は3月14日11時から4月27日21時の予定だ。

なお販売額が5,000ptのものから300,000ptのものまで7パターンの販売メニューがあり、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。限定8口の300,000ptのメニューでは、投票企画・抽選応募への参加や初期サポーター記念コレクションが得られるようだ。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

なお「アヴェルダージトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

あたらしい経済編集部は今回の取り組みに関して代表理事の坂田淳氏より以下のコメントを得た。

『アヴェルダージ熊本BSは長期的な目標として「熊本が誇る”日本一のクラブになる」、「ビーチサッカーを普及する」を掲げています。今回のトークン発行を通じて、サポーターの皆さんにはクラブの意思決定や企画立案に参加して頂きます。クラブとビーチサッカーの発展に力を貸してください。ともに熊本を盛り上げていきましょう!よろしくお願いいたします』

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この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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