サッカークラブ「ヴェルスパ大分」、FiNANCiEでクラブトークン発行

「ヴェルスパ大分」クラブトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、JFL(日本フットボールリーグ)に所属するサッカークラブ「ヴェルスパ大分」のクラブトークン発行と販売開始が3月11日分かった。

2003年発足の「ヴェルスパ大分」は、大分県別府市および由布市をホームタウンとするサッカークラブだ。現在はJFLに所属しており、2021年にはJリーグ百年構想クラブに認定された。今シーズンはJ3クラブライセンスの取得とJ3昇格を目指しているという。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「ヴェルスパトークン」として販売される。販売売上は主に「ヴェルスパ大分」のクラブ運営や強化費用に利用する予定とのこと。

「ヴェルスパトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「ポスター起用選手の選定」や「新しいグッズの企画開発」や「選手のキャッチフレーズ決め」、抽選特典案として「選手やチーム関係者との交流」や「記念デジタルアイテムの配布」や「サイン入りアイテムなどのプレゼント」が挙げられている。

「ヴェルスパトークン」の販売実施期間は3月11日11:00〜4月26日21:00の予定となっている。

「ヴェルスパトークン」の販売メニューは全8種類が用意されており、現在一部が公開されている。公開されているメニューは、50,000ptのもと500,000ptのもので、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。50,000ptのメニューでは投票企画・抽選応募への参加に加え、「ホーム最終戦スペシャル体験」なども得られるようだ。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

なお「ヴェルスパトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのこと。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社ヴェルスパ 代表取締役社長である清原裕輔氏より以下のコメントを得た。  

「今回、ヴェルスパ大分のトークンを発行する運びとなりました。2003年に設立、県サッカーリーグでスタートし、一歩ずつステージを上がり2020年にはJFL初優勝。Jリーグ百年構想クラブにも認定され、本格的にJリーグ参入に向けて邁進していきます。勝負の2022年シーズンがいよいよ開幕しますが、大分が誇る世界有数の温泉地から、サッカーでも世界を目指す。そんなヴェルスパ大分とともに、トークンを通じてもこれからともに歩んでいただきたいと思います。面白い企画も展開していく予定ですので、ぜひご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします」

関連ニュース

東京2部サッカー「TOKYO2020 FC」、FiNANCiEでクラブトークン発行

関東サッカー2部「エリース東京FC」、FiNANCiEでクラブトークン発行

サッカーUEFAがファントークン発行へ、チリーズ「Socios .com」と提携

FiNANCiEってどんなサービス?(月刊フィナンシェ 2022年2月号)

バイナンス、アフリカ最大のサッカー大会「AFCON 2021」とスポンサー契約

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ