ビットメイン、中国でマイニング機器の販売停止か

ビットメイン、中国でマイニング機器の販売停止か

マイニング機器の製造販売を行う企業ビットメイン(Bitmain)が、中国政府による暗号資産(仮想通貨)の禁止命令を受け、中国本土におけるマイニング機器の販売を停止することが報じられた。

このニュースを報じたコインデスクによると、複数人の関係者からビットメインに関する証言を得たとのこと。関係者によると、ビットメインは生産拠点を中国の深センから海外に移す予定とのことだ。

中国では暗号資産の禁止措置が本格化している。9月24日には中国人民銀行(中央銀行)を含む中国の証券、銀行規制当局などの10機関が暗号資産(仮想通貨)の取引とマイニングを全面的に禁止することが発表され、暗号資産に関連する活動が「違法」と位置付けられることとなった。

これらの措置を受け、中国で暗号資産サービスを提供する企業は中国からの撤退を始めている。暗号資産取引所フォビ(Huobi)は中国本土の新規ユーザーのアカウント登録を停止することを9月24日に発表した。またeコマース大手のアリババはマイニング関連機器やソフトウェアの販売を停止することを9月27日に発表している。。

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中国人民銀ら、暗号資産関連活動を「違法」と位置付け

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参考:コインデスク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Samuil_Levich

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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