マイクロストラテジー、267億円相当のビットコイン追加購入

マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入

米ナスダック上場企業であり企業としてビットコインの購入を積極的に進めているマイクロストラテジー(MicroStrategy)が、新たにビットコインの追加購入を行ったことを9月13日に発表した。同社のビットコイン追加購入は8月24日以来となる。

発表によると、今回同社は5,050BTCを2億4,290万ドル(約267億円)で購入したとのことだ。1BTCあたりの平均取得価格は4万8,099ドル(約528万円)となる。

今回の追加購入により、マイクロストラテジーが保有するビットコインは合計で11万4,042BTCとなった。またこれらの合計購入価格は31億6,000万ドル(約3,475億円)で1BTCあたりの平均取得価格は2万7,713ドル(約304万円)とのことだ。

マイクロストラテジーは2020年8月より、米国上場企業としてはいち早くビットコインの購入を進めている企業だ。

購入資金回収の為に社債の発行も行っており、投資への積極的な姿勢も見られる。 同社のCEOであるマイケル・セイラ―(Michael Saylor)氏は以前にビットコインへの投資の経緯として「当初は公債の購入を予定していたが新型コロナウィルス感染症の影響で金融緩和が行われたことにより、マイクロストラテジーは他の投資先の検討を始めた。株式や不動産、貴金属など検討を行ったがビットコインと比較した際にはリターンは不十分であった」と説明をしている。

米国では昨年からテスラやスクエアもビットコインの購入を発表している。なお日本の上場企業でも、ネクソンやコロプラ、gumiが企業としてビットコインを保有していることがわかっている。

関連ニュース

米マイクロストラテジーCEOセイラー氏「10年間でビットコインは上昇しているだけ」

【解説】実は仮想通貨を保有していた国内上場企業は?

取締役の報酬をビットコインで支払いへ、米マイクロストラテジー発表

【試聴】ビットコインを巡る企業の動き、マイクロストラテジーの戦略やコインベース上場分析/bitFlyer Blockchain 金光碧 インタビュー(Amazon Audible特別番組)

マイクロストラテジー(MicroStrategy)がビットコインの追加投資にあたり転換社債販売による資金調達を計画

参考:MicroStrategy株式会社クリプタクト:隠れ暗号資産銘柄に注意!
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・ChrisGorgio・LongQuattro

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【5/8話題】FTXが再編計画修正案を提出、グレースケールがイーサリアム先物ETFの申請を撤回

FTXが再編計画修正案を提出、債権者らへの支払い145~163億ドル見込む、グレースケール、承認可否判断前にイーサリアム先物ETFの申請を撤回、米SEC委員長、「暗号資産事業者の法順守監視はユーザー保護の一端を担っている」、ビットポイントに「ソラナ(SOL)」上場、ステーキングサービスも提供開始、豪州財務局が暗号資産取引所にユーザー情報を要求、税金取り締まりで、英レボリュート、プロトレーダー向け暗号資産取引所「Revolut X」開設、メタマスク、有害なMEVからユーザーを保護する機能「スマートトランザクション」追加、アスター、「Astar zkEVM」上でのTGE支援プログラム「TGE Catalyst Grant」発表、暗号屋とKlimaDAO JAPANが提携、地球環境に配慮した実証実験を実施へ、コロンビア大手銀行、暗号資産取引所「Wenia」立ち上げ=報道