a16zらがイールドギルドゲームスへ投資、NFTゲームで「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」を加速

a16zらがイールドギルドゲームスへ投資、NFTゲームで「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」を加速

NFTゲームコミュニティ運営のイールド・ギルド・ゲームス(Yield Guild Games:YGG)が約5億円(460万ドル)の資金調達を行なったことを8月19日に発表した。この資金調達はトークン取引によって実施された。なおこの取引は7月27日のYGGトークンセールに先立って確定したものとのこと。

YGGはNFTゲームで「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」を実現するため、ユーザーにNFTを貸すサービスを提供している。YGGがNFT貸し出しを行ういくつかのゲームの中で、現在「Play-to-Earn」を実現していると話題なのはNFTゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」だ。

同ゲームでフィリピンの貧困層の間で「Play-to-Earn」を実現した事例が多数報じられている。なおこれまでのアクシー・インフィニティの累計売上は約1,500億円だ。

今回のYGGの資金調達は、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)が主導し、Kingsway Capital、Infinity Ventures Crypto、Atelier Ventures、そしてゲーム起業家のGabriel Leydon氏などが参加した。

YGGが調達した資金は「Play-to-Earn」のエコシステムにおいてゲームやバーチャル世界のデジタル資産への投資を継続するとともに、45,000人を超えるゲーマーのグローバルコミュニティを拡大するために使用される予定とのことだ。

なお今回YGGに投資したa16zは今年6月、ブロックチェーンとデジタルアセットのスタートアップへの投資に特化した約2,400億円(22億ドル)規模のファンドを発表している。

参考:イールド・ギルド・ゲームス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother・PerlaStudio

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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