「Poly Network」ハッキング事件、犯人が約287億円分を返却

「Poly Network」ハッキング事件、犯人が約287億円分を返却

8月10日に発生したポリーネットワーク(Poly Network)における670億円相当のハッキング事件において、犯人が一部トークンを返却しはじめたことが明らかになった。

ポリーネットワークによると日本時間の8月12日午前1時時点で約287億円分が返還されており、その内訳はイーサリアム3.6億円、バイナンス・スマート・チェーン282億円、ポリゴン1.1億円となっている。そして未返還の資産はイーサリアム297億円、ポリゴン92億円となっている。

なお今回のハッキングについてブロックチェーンセキュリティ会社のスローミスト(SlowMist)は11日時点で「スローミストのセキュリティチームは、オンチェーンおよびオフチェーンの追跡を通じてハッカーのメールボックス、IP、およびデバイスのフィンガープリントを把握しており、ポリーネットワークハッカーに関連する可能性のあるIDの手がかりを追跡しています」と述べていた。

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images:iStocks/LuckyStep48

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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