スクエニとダブルジャンプ、LINE Blockchain上でNFTデジタルシールを提供へ

スクエニとダブルジャンプ、LINE Blockchain上でNFTデジタルシールを提供へ

ブロックチェーンゲームの開発・運用を行うdoublejump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)株式会社が、株式会社スクウェア・エニックスと共同開発しているNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」の提供プラットフォームに「LINE Blockchain」を採用することを6月9日に発表した。あわせてスクウェア・エニックスは「資産性ミリオンアーサー」のティザーサイトも公開した。

また同日9日、LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社はLINE BITMAX Wallet内で「LINE Blockchain」を基盤としたNFTマーケットの提供予定であることを発表した。LINEは「LINE Blockchain」上で発行されたNFTの二次流通市場を構築することで、ユーザー間での取引の中でNFTの付加価値が高まっていく場を提供し、エコシステム内で流通する価値の最大化を目指していくとのことだ。

リリースによるとダブルジャンプトウキョウとスクウェア・エニックスが「LINE Blockchain」を採用した理由は、NFTを採用したサービスのUX改善のためのようだ。両社はNFTは盛り上がりを見せている一方、マス(大衆)をターゲットとした日本のコンテンツホルダーにとっては暗号資産ウォレットなどに精通していない人がメインのターゲットユーザーとなっており、UXの改善がNFT市場拡大の大きな足掛かりになると考えているようだ。

具体的には「資産性ミリオンアーサー」の提供プラットフォームに「LINE Blockchain」を利用することで、ユーザー認証(鍵管理)、ユーザーのGas(手数料)などが改善されると考えられている。

またダブルジャンプトウキョウは「LINE Blockchain Developers」のAPIのGo言語向けライブラリをオープンソースとして提供開始したことも明らかにした。 今後このライブラリを利用することで「LINE Blockchain Developers」のAPIへアクセスするためのHTTP設定や署名処理を簡略化し、迅速な開発を可能にしていく予定とのことだ。

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参考:スクウェア・エニックスLVCDJT
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Arkadiusz-Warguła・dalebor・LeshkaSmok

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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