一般社団法人日本損害保険協会とNECが共同保険の事務効率化を目的にブロックチェーン技術の共同検証開始

一般社団法人日本損害保険協会とNECが共同保険の事務効率化を目的にブロックチェーン技術の共同検証開始

一般社団法人日本損害保険協会と日本電気株式会社(NEC)が共同保険の事務効率化に向け、ブロックチェーン技術を活用した契約情報交換に関する共同検証を実施することを発表した。

共同保険とは1つの保険契約を複数の保険会社で引き受ける保険のこと。現在は年間数十万件に及ぶ契約情報を引受保険会社間で書面により交換し、各保険会社で契約計上業務を行っているとリリースで伝えられている。

この共同検証には損保協会の会員会社8社が参加予定。ブロックチェーン技術を活用することにより、書面を使わずに契約情報の交換を行い、その迅速性、正確性、効率性を共同で検証する予定だ。

両社は共同検証を通して、年間数十万件に及んでいる契約情報の交換をペーパーレス化するとともに、データでの情報交換となることで各保険会社での契約計上業務も大幅に効率化されることを期待している。

NECはデジタルを活用した金融サービスや金融業務の変革を支援のため今後もブロックチェーン・AIなどの先進技術を活用し、安全・安心で快適な金融サービスを、あらゆる人と産業へ届けるための「Digital Finance」の取り組みを推進していくとのことだ。

編集:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/Who_I_am)

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あたらしい経済 編集部

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