経産省がホワイトハッカーのチーム設立へ
赤沢亮正経済産業相は10月23日の閣議後会見で、不正アクセス事案が多発していることを受け、「オフ・ホワイトハッカー」によるチームを来月中に独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)に立ち上げると発表した。高性能AI(人工知能)を活用し、攻撃者の視点で対策を講じる重要性を指摘。「産業界のセキュリティー対策を一層強化していきたい」と語った。
赤沢氏は、最近の不正アクセスでは攻撃者がAIを使って「幅広く脆弱性を模索している可能性がある」と説明。「防御側もAIを活用し、先手先手で対処していく必要がある」と述べた。模擬的な攻撃でシステムの弱点を確かめる試験「ペネトレーションテスト」を徹底的に行う必要があるとした。
また「攻撃は一点突破で一つ穴を見つければ成功するが、防御は攻撃に対して構造的な弱みを抱えている。このため、発想を転換して攻撃者の視点に立って考えることも重要だ」と話した。
レアアース(希土類)のイットリウムの在庫が数カ月中にも枯渇する可能性があるとの一部報道については「数カ月のうちにわが国全体で不足をするといった事実関係にはない」と述べた。その上で「イットリウムを含むレアアースは自動車や半導体といった幅広い産業を支える重要な原料だ」とし、強靭な供給網構築に向けた施策に取り組んでいると説明した。
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
経産省、ホワイトハッカーのチーム設立へ 攻撃者の視点で対策
画像:Reuters