イーサリアムL2「Sophon」、11/25を資産引き出し期限に。メインネット終了へ

Sophon開発チームがチェーン終了の日程を公表

イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ネットワーク「ソフォン(Sophon)」上の資産の引き出し期限を11月25日とすると、同ネットワーク公式Xより10月20日(日本時間)に発表された。

ソフォンのメインネットは2026年11月30日に終了する予定だという。同ネットワーク開発チームは、6月に独自チェーンを段階的に終了する方針を示していたが、今回の投稿で具体的な日程を明らかにした。

発表によると、主要なインフラや関連ウェブサイトは11月25日を過ぎると順次停止を開始するとのこと。期限後にソフォン上に残った資産は、恒久的にアクセスできなくなる可能性があるとして、利用者に引き出しが呼びかけられている。

引き出しの対象には、ソフォン上に保有する暗号資産(仮想通貨)「SOPH」や「イーサリアム(ETH)」、米ドル建てステーブルコイン「USDC」などが含まれる。同チームは、公式の請求・引き出しポータル「claim.sophon.com」を利用するよう案内している。

また、未受領のステーキング報酬や、ノードNFT「ガーディアン(Guardian)」の保有者向け報酬についても請求するよう求められた。資産預け入れサービス「ソフォンファーム(Sophon Farm)」に未引き出しの資産がある場合は、「farm.sophon.xyz」から引き出す必要があるという。

同チームは、利用者が対応すべき期限はメインネット終了予定日の11月30日ではなく、11月25日だと強調した。最終日まで対応を待たず、公式リンクのみを利用し、偽の移行サイトに注意するよう呼びかけている。

ソフォン開発チームは、2024年のノードセールで約6,000万ドルを調達し、同年12月にメインネットを公開していた。

公式ドキュメントによると、ソフォン開発チームは独自チェーンの運営から、イーサリアムL2「ベース(Base)」上で消費者向けアプリケーションを開発する方針へ移行している。ソフォンへの新規入金は、すでに6月25日から停止されている。

同チームは6月の方針発表で、独自チェーンの維持には毎年数百万ドルが必要で、その費用をかけて利用者に届ける価値は他のチェーンでも実現できると説明していた。今後はアプリの設計や流通、ユーザー獲得に経営資源を振り向けるとしていた。

また同チームは当時、テクノロジースタジオ「ソフプラス(Soph(+))」として事業を展開する方針も示していた。最初のプロダクトとして、決済アプリ「パイア(Pyre)」の提供を予定していると説明していた。

同チームはSOPHについても、チェーン終了に伴い、取引手数料(ガス代)の支払いやステーキングの用途を廃止する方針だ。今後は自社プロダクトから得た利益の一部を使って市場からSOPHを買い戻し、焼却するモデルへ移行するという。

なお、公式移行ガイドでは、SOPHはもともとイーサリアム上で発行されたトークンであり、ソフォン上のものはブリッジされたトークンだと説明されている。そのため、新しいトークンへの交換は必要なく、ソフォン上でステーキングしていないSOPHを保有する利用者には、イーサリアムへの引き出しが案内されている。一方、ステーキング中のSOPHやガーディアンNFTは、同ガイドで自動移行の対象とされている。

参考:ソフォン
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。