米スカイAI、保有SOLを全量売却。最大約2億ドルの自社株・ワラント公開買付け開始

SkyAIが保有SOLを全量売却

米金融テクノロジー企業スカイAI(SkyAI)が、保有する暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)を10月15日にすべて売却した。同社が19日に発表した。また同社はあわせて、自社の普通株式とワラントを対象とする現金公開買付けを10月16日に開始したことも明らかにした。

スカイAIは、旧社名がシャープステクノロジー(Sharps Technology)の米上場企業で、5月に社名変更を発表。同社は9月14日時点で200万SOL超を保有し、SOLを主要な財務資産として保有・運用する戦略を継続する方針を示していた。その後10月14日に同社は、現金約2億460万ドル(約323億円)と、ロックされた約21万SOLを保有していると公表していた。

同社はSOLの全量売却後も、ソラナ上のステーブルコイン決済基盤と、AIを組み合わせた金融プラットフォームを構築する方針を引き続き掲げている。

スカイAIによると、10月16日時点の現金保有額は約2億2,380万ドル(約353億円)。公開買付けが上限まで成立した場合の買付総額は約2億130万ドル(約318億円)となる。同社は買付費用と関連費用を手元現金で賄い、新たな借り入れは必要ないとしている。

今回の公開買付けでは、普通株式と、所定の条件で株式を取得できる権利を表す3種類のワラントを対象とする。同社は、それぞれの発行済み数量の最大95%に当たる普通株式約4,831万株とワラント計約1,878万件を買い付ける計画だ。市場内で買い付ける方式ではなく、株主やワラント保有者からの応募を受け付ける。

買付価格は普通株式1株当たり3ドル(約474円)。ワラントは、普通株式の買付価格から行使価格の0.0001ドル(約0.016円)を差し引いた、1件当たり2.9999ドル(約474円)となる。応募期限は米ニューヨーク時間10月30日午前0時を予定しているが、延長や早期終了の可能性がある。また、買付けには所定の最低応募数量などの条件がある。

同社は10月11日に公開買付けの意向を発表した際、公開買付けの期間中にSOLの終値が1SOL当たり100ドル(約1万5,800円)を上回り続けることを条件として想定していた。しかし今回の発表では、保有SOLの売却が完了したため、この条件を設けないと説明した。

参考:スカイAI
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。