AIフュージョン、グループ保有のビットコイン約39BTCを全量売却へ

MWM保有のビットコインを10~12月めどに売却へ

東証スタンダード上場のAIフュージョンキャピタルグループ(以下、AIフュージョン)および同社グループ会社のミライウェルスマネジメント(以下、MWM)が、MWMの保有する暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン(BTC)」の全量売却を決議・決定した。AIフュージョンが10月13日に発表した。

今回売却するのは、MWMが保有するビットコインの全量39.07467276BTCとのこと。購入分に加え、運用により増加した分も含まれる。2026年10月から12月をめどに売却する予定だという。

ただし、今後の市場環境等によっては、売却の全部または一部を見送る可能性があるという。

AIフュージョンは売却の理由について、ビットコインの相場環境が良好であり、現時点での売却が最善と判断したと説明している。同社は暗号資産を中長期で保有し、継続的に蓄積する方針を掲げている。一方、金融市場や暗号資産市場の動向、セキュリティを含む周辺環境の不確実性を総合的に勘案し、市場価格がグループの取得原価近辺となった段階で、いったん売却する判断に至ったとしている。

なお、今回の売却は投資判断に基づくものであり、AIフュージョングループの暗号資産への投資を含んだWeb3事業の方針に変更はないとのことだ。

AIフュージョンは2025年、新株予約権による資金調達を通じ、暗号資産への投資を使途とする約10億円を調達した。このうち約5億円を暗号資産への投資に充当している。今回の売却代金と未充当の調達資金についても、現時点で暗号資産への投資という資金使途に変更はないという。今後、変更が生じた場合は速やかに開示する方針だ。

売却に伴う損益は、保有ビットコインの帳簿価額と売却価額の差額として計上される見込みだ。なお、同グループは四半期ごとに、保有ビットコインの帳簿価額を時価に評価し直している。

AIフュージョンは、グループで企業への投資やファンドの組成、M&Aなどの助言業務を手掛ける東証スタンダード上場企業だ。

MWMは2025年3月11日の取締役会で、総額5億円分の暗号資産購入を決議した。その後、同年3月、4月、10月、11月の開示を通じ、累計約5億円分のビットコイン購入を公表している。購入したビットコインについては、暗号資産レンディングを含む運用を行ってきたという。

参考:AIフュージョンキャピタル
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。