サークル、USDC・EURCの超過償還手数料を廃止、料金体系を2区分に整理

CircleがUSDC・EURCの超過償還手数料を廃止

米ステーブルコイン発行企業サークル(Circle)が、自社発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」とユーロ建てステーブルコイン「EURC」について、純償還額に応じて課していた超過償還手数料を、10月19日以降に適用する新たな料金体系で廃止すると公式ヘルプで案内している。既存顧客には、同日以降に始まる請求期間から新料金体系が適用されるという。

今回の改定は、法人・機関向けの発行・償還サービス「サークル・ミント(Circle Mint)」を通じて、USDCとEURCを法定通貨に戻す際の手数料に関するものだ。公式料金表では、この料金体系はEEA(欧州経済領域)域外の顧客向けとして案内されている。一般の暗号資産(仮想通貨)取引所で利用者がステーブルコインを売却する際の取引手数料は対象とならない。

サークルは今回、従来の通常処理向けのベーシックをスタンダードに、迅速処理向けのインスティテューショナルをエクスプレスに改称し、旧スタンダード区分を廃止した。これにより、料金体系はスタンダードとエクスプレスの2区分に整理された。

新体系のスタンダードでは、サークルが課す償還手数料は無料で、同社が不備のない償還請求を受理してから最大2営業日で処理する。一方、エクスプレスではほぼ即時に処理する代わりに、償還総額に対して原則0.05%の手数料がかかる。いずれの区分も、処理時間には銀行側での送金・着金に要する時間は含まれず、規制対応などの確認によって延びる場合がある。

またエクスプレスでは、請求期間中の発行額が償還額を上回る顧客を対象に、純発行額に応じて償還手数料の25%、75%または100%に相当するクレジットを充当し、請求額を相殺する仕組みを継続する。ただし、クレジットの適用は保証されていない。

さらに、サークルの決済ネットワーク「サークル・ペイメンツ・ネットワーク(Circle Payments Network:CPN)」を通じた対象取引には、エクスプレスの手数料が適用されないという。

なお、サークルの最高商務責任者カシュ・ラザギ(Kash Razzaghi)氏は、10月16日付の公式ブログで、通常の銀行送金を利用したUSDCの無料償還は従来から提供していたと説明している。

参考:サークル1・サークル2
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。