ビザ、ステーブルコイン連動カード取扱高の約17%が法人・商用。全体は前年比約200%増

Visaがステーブルコイン連動カードの企業利用状況公表

決済大手ビザ(Visa)のステーブルコイン連動カード取扱高のうち、法人・商用カードプログラムが約17%を占めた。同社が2026会計年度の年初来データとして10月1日に公表した。

ビザは現在、個人向けと法人・商用向けを合わせ、160超のステーブルコイン連動カードプログラムを支援しているとのこと。これらのプログラム全体の決済取扱高は、前年同期比で約200%増加したという。

約17%という割合は、ビザの決済ネットワーク「ビザネット(VisaNet)」のデータを基に算出されたとのこと。ビザは社内のカードプログラム分類に基づき、法人・商用向けの取扱高を集計しているという。

ビザは、企業がステーブルコインを活用する用途として、精算、資金管理、資金の払い出し、国境を越えた商取引などを挙げている。今回のデータは、ステーブルコインが暗号資産(仮想通貨)取引だけでなく、企業の決済や資金移動にも利用されつつあることを示すという。

またビザは、ステーブルコインによる精算、送金サービス「ビザ・ダイレクト(Visa Direct)」への事前資金供給、払い出しへの対応を通じ、実際の決済フローにステーブルコインを組み込む取り組みも進めている。

なおビザは9月8日、同社のステーブルコインによる精算額が年換算ベースで200億ドル(約3兆1,516億円)を超え、前年同期比で15倍超に拡大したと発表していた。

また、ビザは同日、オンチェーン融資を活用し、ステーブルコイン連動カード事業者などの運転資金調達を支援する新たな仕組みも発表した。オンチェーンクレジットを手がけるクレジットコープ(Credit Coop)との取り組みでは、2023年以降、融資によって資金を賄った累計精算額が25億ドル(約3,940億円)を超えたという。

参考:ビザ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。