コインベース、自社清算機関のCFTC登録承認を取得。USDC担保・24時間精算へ

Coinbase Clearingがデリバティブ清算機関に

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、傘下の「コインベース・クリアリング(Coinbase Clearing)」について、米商品先物取引委員会(CFTC)からデリバティブ清算機関(DCO)としての登録承認を得たと9月28日に発表した。

コインベース・クリアリングは、米ドル建てステーブルコイン「USDC」を担保に利用し、24時間365日の精算に対応する設計とのこと。

DCOは、デリバティブ取引の当事者の債務を引き受けるなどして、契約の履行を支える清算機関だ。

同社グループでは、コインベース・ファイナンシャル・マーケッツ(Coinbase Financial Markets)が先物取次業者(FCM)、コインベース・デリバティブズ(Coinbase Derivatives)が指定契約市場(DCM)として事業を展開している。今回DCOが加わったことで、取引の仲介から取引所運営、清算までを担う基盤が整ったという。

CFTCの登録資料によると、コインベース・クリアリングが清算できるのは、完全担保型の先物、先物オプション、スワップだ。完全担保型とは、契約で生じ得る最大損失を賄う資金を、清算機関が常時保有する仕組みを指す。

コインベースは、今回の承認により完全担保型の契約を自社で組成・精算できるようになり、商品開発の迅速化や業務効率の向上につながると説明している。

なお、同社は証拠金を用いるデリバティブ事業や、今後提供予定の個別株の無期限先物(パーペチュアル)などについては、引き続き既存の提携先を利用する方針だ。

コインベース・クリアリングは、当初「クリアリング・カンパニー・マーケッツ(Clearing Company Markets LLC)」の社名で設立された法人だ。CFTCが公開した設立証明書と現社名の登記証明書を照合すると、登記番号と2025年9月10日の設立日が一致している。

今回の承認に先立ち、同法人はCFTCの公開一覧に、2025年11月14日付でDCO登録申請中として掲載されていた。

 

参考:コインベース・CFTC登録資料
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。