クラーケンのxストックスで最大2%利回り。SPYx・QQQx・NVDAxが対象

KrakenがxStocks Vaults提供開始

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、トークン化株式・ETF「xストックス(xStocks)」の利回り運用サービス「xストックス・ボールト(xStocks Vaults)」の提供開始を9月14日に発表した。

xストックス・ボールトの対象は、S&P 500連動ETF「SPDR S&P 500 ETF Trust(SPY)」に連動する「SPYx」、ナスダック100連動ETF「Invesco QQQ Trust(QQQ)」に連動する「QQQx」、エヌビディア株に連動する「NVDAx」の3銘柄とのこと。利用資格を持つ顧客は、クラーケンおよび同社のプロ向け取引プラットフォーム「クラーケン・プロ(Kraken Pro)」から、専用の運用ボールトに各資産を預け入れられるという。

xストックス・ボールトの提供開始時の表示APY(年間利回り)は、手数料控除後の推定値でSPYxとQQQxが2.0%、NVDAxが1.8%。運用益には25%の成功報酬がかかるとのこと。なお利回りは変動し、保証されないという。

運用戦略の管理は、DeFi(分散型金融)のリスク管理を手がけるセントラ(Sentora)が担う。預け入れられたxストックスは、DeFi向けボールトインフラを手がけるヴェーダ(Veda)のボールトに預け入れられる。

その後、セントラがxストックスをレイヤー1(L1)ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」へブリッジし、レンディングプロトコルのカミノ(Kamino)で担保として利用する。xストックスを担保に借り入れたステーブルコインは、利回りを生み出すDeFi戦略に活用される。

またxストックス・ボールトでは、運用で得た報酬が利用者が預け入れたものと同じ銘柄のxストックスに交換され、ボールトへ再投資される。これにより、報酬は自動的に複利運用される。

なお、ボールトからの引き出し申請はいつでも可能だが、資産がクラーケンの残高へ戻るまで3日間の待機期間が設けられる。また、スマートコントラクトや流動性、清算、クロスチェーン、レバレッジなどのリスクがあり、預け入れ資産の一部または全部を失う可能性がある。

ヴェーダによると、xストックス・ボールトは9月10日時点で、欧州の大部分やアジア太平洋地域など100カ国超が対象だという。日本、米国、英国、カナダ、オーストラリアでは提供されていないとのことだ。

参考:クラーケンxストックスヴェーダ
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米18司法長官、暗号資産法案「CLARITY法案」に反対表明。詐欺対策の権限低下を懸念

米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ(Letitia James)司法長官が、17州と首都ワシントンD.C.の司法長官による超党派連合を率い、米連邦議会で審議中の暗号資産(仮想通貨)市場構造法案「デジタル資産市場明確化法案(Digital Asset Market Clarity Act:CLARITY Act)」に反対する書簡を米上院議員らに送付したと9月14日に発表した