ステーブルコイン連動カードの決済額は約200%増
米決済大手ビザ(Visa)が、ステーブルコインによる精算額が年率換算で200億ドル(約3.07兆円)を突破したと明らかにした。ビザが9月8日付で更新した公式サイトの記事に記載されている。
ビザによると、同精算額は前年の15倍超に拡大したという。年率換算値は、直近の取引ペースが1年間続くと仮定した場合の規模を示す。
またビザの2026会計年度第2四半期には、世界で160超のステーブルコイン連動カードプログラムが稼働していた。これらのカードの決済額は、前年同期比で200%近く増加したという。
ビザは、カード事業者が利用者から代金を回収するまでの間、日々の精算に必要な運転資金を確保することが課題になっていると説明した。特に立ち上げ初期の事業者には、日次の借入・返済に対応する資金調達手段が必要だという。
こうした課題に対応するため、オンチェーン融資基盤を提供するクレジットコープ(Credit Coop)は、ビザと連携してステーブルコイン建ての融資枠を構築した。同融資枠では、精算に伴う債権を担保に資金を供給し、入金からの返済をスマートコントラクトで自動化する。
クレジットコープは、各事業者の許可を得てビザの日次精算データを受け取り、融資額の設定や返済の検証に活用する。ビザによると、この仕組みに参加する事業者の借入コストは最大30%低下したという。
参考:Visa
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