イオレ、約8990万円で「ハイパーリキッド(HYPE)」追加取得。累計購入額1億円に

イオレがHYPEを追加取得

東証グロース上場企業のイオレが、暗号資産(仮想通貨)「ハイパーリキッド(HYPE)」の追加取得を8月31日に発表した。同社の次世代金融インフラ構想「Neo Crypto Bank」の実現に向けた取り組みの一環として実施された。

発表によると同社は7月30日から8月31日までの間に、8,991万5,336円にて約8,709.56917795HYPEを追加購入したとのこと。平均購入単価は約1万323.7409円だった。

今回の追加取得により、累計購入金額は1億円、累計購入枚数は約9,787.82387106HYPEとなった。累計平均取得単価は約1万217円とのことだ。

同社は7月29日、初回購入分を含め、8月末までにHYPEを総額1億円分購入する計画を公表していた。また、同社の瀧野諭吾代表取締役社長兼CEOは8月31日、自身のXで、予定通り1億円分の取得を完了したと報告している。

イオレはHYPEの保有について、単なる資金運用にとどまらず、同社が推進するオンチェーン金融事業およびWeb3関連事業の基盤強化に向けた戦略的な取り組みの一つと位置付けている。

HYPEは、ブロックチェーン上で無期限先物取引などの機能を提供する分散型取引プラットフォーム「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」のネイティブトークンだ。HYPEは、同プラットフォームにおけるステーキングやガバナンスへの参加などに利用されている。

イオレは、ハイパーリキッドについて「AIエージェントが自律的に取引を実行する際に親和性が高い」と評価している。なおイオレの「Neo Crypto Bank構想」は、ウォレットや決済などのユーザー接点と、レンディングやDeFi(分散型金融)などをシームレスにつなぐ次世代金融プラットフォームの構築を目指すものだ。

今回のHYPE追加取得は、イオレが7月16日付で公表した「資金使途の変更に関するお知らせ」に基づくものだ。同社は同資料で、第14回新株予約権(行使価額修正条項付)および第15回新株予約権により調達する資金の使途について、「ビットコイン(BTC)の購入」から「デジタルアセットの購入」へ変更していた。

イオレは今後も、市場環境や流動性、同社の資金状況などを総合的に勘案しながら、HYPEを含むデジタルアセットの追加取得を機動的に検討するとのこと。

またHYPEの保有残高については、監査法人との協議を踏まえ、同社が保有するBTCと同様に四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上する予定だという。今回の追加取得が今期業績に与える影響は現時点で未定であり、重要な影響が判明した場合には速やかに開示するとしている。

参考:イオレ
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。