第1弾の写真NFT・SNS評価から、跳人参加の記録・特産品提供へ
ぷらっとホームと日立ソリューションズ東日本が、「ねぶた祭DAO」実証実験の第2弾を実施すると7月27日に発表した。同実証は、青森ねぶた祭の期間中となる8月2日から6日まで実施される予定だ。
両社は2025年にも、日立関係者を対象として同実証の第1弾を実施した。第1弾では、会場のQRコードを読み取った参加者にデジタル参加証(NFT)を発行したほか、参加者が投稿した祭りの写真をNFT化してインスタグラム(Instagram)で共有。「いいね!」数を評価指標として、評価結果に応じた価値を写真NFTに付与する仕組みを検証した。
日立ソリューションズ東日本の技報によると、第1弾の参加者は48人で、写真投稿数は48件、「いいね!」数は合計299件だった。
第2弾では、第1弾で実施した写真投稿とインスタグラム連携による評価に代えて、実際に跳人(はねと)として参加した人へのデジタル参加証の発行と、地域特産品による直接的なインセンティブ提供を検証する。特産品の提供が跳人への参加を促すかや、参加者と地域との継続的なつながりを生み出せるかを調べるという。
第2弾では、スマートフォン向けウェブアプリ「ねぶた祭アプリ」を活用する。参加者が跳人として祭りに参加する直前にアプリ上の参加ボタンを押し、一定の条件を満たすと、アプリ内にデジタル参加証(NFT)が付与される。祭りの終了後、同NFTを取得した参加者を対象に抽選が行われ、当選者には青森に関連する地域特産品などが贈られる。
デジタル参加証の発行・管理には、ぷらっとホームのトークン化技術「ThingsToken」とDAO基盤「ThingsDAO」が活用される。
ThingsTokenは、設備やデバイスなど、非金融領域の実世界資産(RWA)をブロックチェーン上でデジタル化し、登録・管理するためのトークン技術だ。ThingsDAOはThingsTokenの稼働基盤であり、モノやそれに関わるシステム、サービス、ヒトなどの多様な参加者・関係者を統合的に管理するための分散型自律組織(DAO)の枠組みだ。
跳人としての参加判定には、ねぶた行列とともに移動するよう設置されたGPSトラッカーを用いる。同トラッカーで取得したねぶたの運行位置情報をもとに跳人参加可能エリアを算出し、そのエリア内でチェックインしたかどうかにより参加を判定する。
景品の配送には、ギフトサービス会社のサービスが活用される。当選者が通知された引き換えURLから配送先を直接入力することで、配送会社にのみ情報が伝わり、アプリ運営者は住所などの配送先情報を保持しない。両社は、こうしたプライバシーに配慮した配送モデルの有効性も検証する。
発表によると近年、地域の祭りは、人口減少や少子高齢化の影響を受け、担い手不足や参加者の減少といった課題を抱え、従来の運営形態の維持が難しくなっている。両社は今回の実証を通じ、DAOやインセンティブ設計、データを活用した持続可能な地域創生モデルの構築を目指すとのことだ。
参考:日立ソリューションズ東日本・ ぷらっとホーム
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