クイックスワップ、オーブスの無期限先物基盤を標準インフラに採用

QuickSwapがOrbsの無期限先物基盤を採用

分散型取引所(DEX)のクイックスワップ(QuickSwap)が、高度なオンチェーン取引向けのレイヤー3ブロックチェーンインフラ「オーブス(Orbs)」の無期限先物取引基盤「パーペチュアル・ハブ・ウルトラ2.0(Perpetual Hub Ultra 2.0)」を統合した。オーブスが7月14日に発表した。

今回の統合により、パーペチュアル・ハブ・ウルトラ2.0は、クイックスワップの無期限先物取引が対応する全チェーンで標準基盤となる。

パーペチュアル・ハブ・ウルトラ2.0は、取引執行、取引の清算、ヘッジ、ポジションの強制清算、価格算出、プロ向け取引UIなど、無期限先物取引に必要な機能を一式備えた基盤だ。同基盤は、成行注文、指値注文、ストップロス、テイクプロフィット、ブラケット注文に対応するほか、ワンクリック取引、アカウント抽象化、ガスレス取引フローも提供する。

オーブスによると、取引プラットフォームやフロントエンド、アグリゲーターは、最小限の開発作業で無期限先物取引を導入できるという。

今回の統合は、クイックスワップコミュニティによるガバナンス投票「Full Shift of Decentralised Perpetuals to Orbs Network」を受けたものだ。同提案は81.8%の支持で可決され、パーペチュアル・ハブ・ウルトラ2.0をクイックスワップの標準的な無期限先物取引基盤とする方針が決まった。

クイックスワップは2020年から稼働するDEXで、ポリゴン(Polygon)エコシステムの主要DEXの1つだ。同DEXは、クイックスワップのネイティブトークンQUICKを用いるコミュニティガバナンスを採用し、ポリゴンPoS(Polygon PoS)やベース(Base)などでサービスを展開している。

今回の統合によりポリゴンPoS上では、オーダリーネットワーク(Orderly Network)基盤の無期限先物取引プラットフォーム「ファルコー(Falkor)」のデプロイメントが、パーペチュアル・ハブ・ウルトラ2.0を基盤とする取引環境に置き換えられた。なおベースでは、オーブス基盤の無期限先物取引プラットフォームが2025年第4四半期から稼働している。

なおクイックスワップはこれまでもオーブスと提携し、注文を複数に分けて時間をかけて執行する分散型時間加重平均価格注文機能「dTWAP」、指定価格またはそれより有利な価格で注文を執行する分散型指値注文機能「dLIMIT」、外部流動性を活用してスワップ価格を改善する流動性最適化基盤「Liquidity Hub」などを本番環境へ導入してきたとのこと。

オーブスは、DEXなどのオンチェーン取引サービス向けに、流動性集約や指値注文、時間加重平均価格注文などの高度な取引執行機能を提供する分散型レイヤー3ブロックチェーンだ。オーブスが提供する取引機能は、パンケーキスワップ(PancakeSwap)やスシスワップ(SushiSwap)などのDEXに導入されてきた。 

参考:オーブス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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