プライムブローカレッジ「クラーケンプライム」、欧州デジタル資産業務基盤トレバーで利用可能に

Kraken PrimeがTreverで利用可能に

クラーケン(Kraken)提供のプライムブローカレッジプラットフォーム「クラーケンプライム(Kraken Prime)」が、欧州の金融機関向けデジタル資産業務基盤トレバー(Trever)を通じて利用可能になった。米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンが6月30日に発表した。

これにより、対象のクラーケンプライムとトレバーの顧客は、トレバーの既存業務環境を離れることなくクラーケンプライムを利用可能とのこと。具体的には、注文執行のルーティング、クラーケンの適格カストディソリューションへの決済、取引記録、その他のクラーケンプライムサービスを同環境内で利用できるという。

今回の連携では、トレバーのデジタル資産業務基盤「デジタルアセット・オペレーティング・システム(Digital Asset Operating System)」に、クラーケンプライムが統合されたとのこと。

同システムは、欧州の金融機関がデジタル資産の取引、トレジャリー、決済、帳簿管理などを単一環境で管理するための基盤だという。なおトレバーは、欧州の銀行やブローカーなどの金融機関向けに、デジタル資産業務の運用インフラを提供する企業だ。

クラーケンの機関投資家向けブランド「クラーケン・インスティチューショナル(Kraken Institutional)」の責任者グルプリート・オベロイ(Gurpreet Oberoi)氏は今回の連携について、トレバーの顧客は欧州の有力金融機関であり、クラーケンプライムを同社のワークフローに組み込むことで、複数の取引相手を個別につなぎ合わせる運用負荷を避けながら、クラーケンプライムの取引執行品質と適格カストディへアクセスできるようになるとの趣旨を発表にて説明した。

クラーケンプライムは、クラーケンが2025年6月3日に提供開始した、対象となる機関投資家向けのプライムブローカレッジプラットフォームだ。資産運用会社やヘッジファンド、法人などの顧客は、同プラットフォームを通じて暗号資産取引、カストディ、ファイナンス機能などを一元的に利用できる。

また、20超のグローバル流動性提供先・取引会場に接続し、デジタル資産流動性の90%以上を対象とする取引執行や、大口取引向けのスマートオーダールーティング、アルゴリズム執行にも対応している。取引後の決済は、クラーケンの適格カストディソリューションへ行われる。

なおプライムブローカレッジとは、ヘッジファンドや大口の機関投資家に対して証券の取引や貸借、決済などの包括的な金融サービスを提供する業務を指す。その中核を担うのがプライムブローカーと呼ばれる専門金融機関だ。

参考:クラーケン
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。