ビットワイズと21シェアーズのHYPE関連ETFに資金流入、ハイパーリキッドへの機関投資家アクセス拡大

Bitwiseと21SharesのHYPE関連ETFに資金流入

暗号資産(仮想通貨)「HYPE」に連動するビットワイズ(Bitwise)および21シェアーズ(21Shares)の上場投資商品(ETP)への資金流入が続いている。暗号資産市場データサイト「コイングラス(Coinglass)」のデータによると、両社のHYPE関連ETFへの累計純流入は5月22日時点で約165万HYPEとなっている。

内訳は、21シェアーズの「THYP」が約91.1万HYPE、ビットワイズの「BHYP」が約73.4万HYPEとなっている。また、5月20日には単日で約53万HYPEの純流入が発生した。米ドル建てでは、累計純流入額は約8,060万ドル(約128億円)規模となっている。

21シェアーズは5月12日、HYPE連動型商品「21Shares Hyperliquid ETF(THYP)」をナスダック(Nasdaq)市場へ上場した。THYPは1933年証券法(33 Act)ベースのスポット型ETPとして提供されている。また同社は、HYPEの2倍値動きを目指すレバレッジ型ETF「21Shares 2x Long HYPE ETF(TXXH)」も提供している。

一方、ビットワイズは5月15日、HYPE連動型商品「Bitwise Hyperliquid ETF(BHYP)」をニューヨーク証券取引所(NYSE)へ上場した。ビットワイズによると、BHYPは米国市場で初期に提供されるハイパーリキッド(Hyperliquid)関連スポットETPの一つだという。また同社は、BHYP保有分のHYPEを自社ステーキング基盤「ビットワイズ・オンチェーン・ソリューションズ(Bitwise Onchain Solutions)」を通じてステーキングする方針も示している。提出された目論見書によると、BHYPはHYPE価格へのエクスポージャー提供に加え、ステーキングによる追加報酬獲得も目的としている。

ブロックチェーン分析プラットフォームのアーカム(Arkham)によると、ビットワイズと21シェアーズの上場投資商品は5月22日に合計1,610万ドル(約25.6億円)相当のHYPEを購入したとのこと。

なおハイパーリキッドを巡っては、欧州および米国でHYPE連動型の上場投資商品の整備が進んでいる。ビットワイズは今年4月、ドイツ証券取引所(Deutsche Börse)の電子取引システム「クセトラ(Xetra)」へ「Bitwise Hyperliquid Staking ETP(BHYP)」を上場した。同商品はステーキング対応の現物ETPとして提供されている。

また暗号資産運用会社グレースケール(Grayscale)も、「Grayscale HYPE ETF」のS-1申請書を米SEC(証券取引委員会)へ提出している。同ETFはティッカーシンボル「GHYP」で、ナスダックへの上場を予定している。

参考:コイングラス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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