オンチェーン分析プラットフォーム「DappRadar」、サービス終了へ

DappRadarが7年間の運営に幕

分散型アプリケーション(dApps)の分析プラットフォーム「ダップレーダー(DappRadar)」のサービス終了予定が11月17日に発表された。

現在の環境ではプラットフォーム運営を財務的に継続することが困難になったため、事業を段階的に終了するという。

ダップレーダーは2018年のローンチ以来、複数のブロックチェーン上のdAppsやNFT、DeFiプロトコルのデータ分析を提供してきた。ユーザーやプロジェクト開発者にとって代表的なトラッキングサービスの1つとされ、各種メディア・研究機関による引用も多かった。

今後はブロックチェーンおよびdAppsのトラッキング業務を順次停止し、関連サービスもシャットダウンする。DAO(自律分散型組織)およびRADARトークンに関する扱いは、コミュニティ向けに別途案内するとしている。

創業者は声明の中で、ダップレーダーのミッションであった「分散型アプリケーションの発見と理解を支援する取り組みは今後も必要とされる」と述べ、ユーザーや開発者、パートナーへの感謝を示した。

なおダップレーダーのガバナンストークンである「RADAR」の価格は、発表後に急落した。コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)のデータによると11月17日の発表以降、RADAR価格は一時0.16ドル前後から約0.10ドル付近まで下落した。この下落について、ダップレーダー側からの言及は現時点で確認されていない。

参考:コインマーケットキャップ
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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