メタプラネット、企業価値が保有ビットコイン価値を下回る

メタプラのmNAVが1下回る

国内上場企業で最もビットコインを保有し、ビットコインによる財務戦略を進めるメタプラネットの企業価値が、同社保有のビットコインの価値を初めて下回った。

10月14日、メタプラネットの株価は先週10月10日の終値550円から482円まで下落。15日は460円まで落ち込んだ。

これにより同社の企業価値は5,088億円となり、保有する30,823BTCの評価額5,234億円を下回り、mNAVは0.97となった(記事執筆時点 10/15 16:30)。

なおmNAVは、企業価値(EV)をビットコインNAV(純資産価値)に対する倍率で表す指標で、時価総額に総負債を加えたものをビットコインNAVで割って計算された数値だ。最も高い数値を記録したのは7月24日の22.59だった。

メタプラネットの株価は6月19日に史上最高値の1,930円を記録していた。当時から現在の株価はマイナス76.2%となっている。

参考:メタプラネット
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。