バイナンスがアフリカ市場向けのソーシャルペイメントアプリをローンチ

バイナンスがアフリカ市場向けのソーシャルペイメントアプリをローンチ

大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)が、アフリカ大陸のユーザー向けのソーシャルペイメントアプリ「バンドル(Bundle)」をローンチしたことを4月23日発表した。

バンドルはアフリカ大陸の市場をターゲットとしてローンチされた。同アプリのユーザーは現金のやり取りや仮想通貨の売買や保管をすることができる。

バンドルはバイナンス・ラボ(Binance Labs)の元ディレクターだったYele Bademosi(イェレバデモシ)氏が設立した企業で、2019年9月にバイナンスから45万ドルのシード投資を受けている。なおバンドルはバイナンスエコシステムの一部であるが、独立した運営をしているとのこと。

バンドルでは現在、バイナンスドル(BNB)ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)とナイジェリアの法定通貨であるネイジェリアリラ(NGN)のサポートをしている。

プレスリリースによると今後数週間のうちに法定通貨の取り扱いを増やし、2020年末までには同アプリをアフリカ30か国に展開する予定とのことだ。

編集部のコメント

Binanceは昨年11月に、全世界で流通している通貨180銘柄すべて対応する計画を発表していました。当時BinanceのCEO CZ氏は「今後6ヶ月〜9ヶ月ほどで実現したい」とコメントをしています。 4月27日現在では、1月19日に取り扱いを開始した日本円などを含む法定通貨40銘柄がバイナンスでサポートされています。(https://www.binance.com/en/buy-sell-crypto?type=BUY
プレスリリースによるとアフリカは世界で若い人口が最も多い大陸で、19歳がその中央値とのことです。また10億人以上の人口が今後30年間で生まれると予想されています。今回ローンチされたバンドルはデジタルネイティブな若い消費者を対象としているということです。このようにアフリカ大陸は大きな市場になりうると考えられています。
このような動きに対するCZ氏の狙いはバイナンスの流動性を法定通貨へのアクセスを介してユーザーに提供することです。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:Panuwat-Sikham,antoniokhr)

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