Ledger、ソラナ専用ハードウェアウォレット販売開始

LedgerがSolana専用ハードウェアウォレット販売開始

暗号資産(仮想通貨)ハードウェアウォレット開発企業レジャー(Ledger)社が、ソラナ(Solana)エコシステム専用のハードウェアウォレット「レジャーフレックスソラナエディション(Ledger Flex Solana Edition)」を段階的に販売開始したと5月22日に発表した。

「レジャーフレックスソラナエディション」には、第三者への譲渡・販売ができないNFTであるSBT(ソウルバウンドトークン)が付属され、購入者のIDや同デバイスの購入証明として機能するという。また、このSBTは今後ソラナエコシステム内のプロジェクトや、パートナーによるエアドロップ・限定特典へのアクセス権として活用される可能性があるという。

「レジャーフレックスソラナエディション」の販売は4段階に分けて展開されている。第1フェーズは5月22日から29日まで実施され、サーガSBT(Saga SBT)保有者やソラナスーパーチーム(Solana Superteam)メンバー、ソラナアクセラレート(Solana Accelerate)イベントの参加者などを対象に先行販売されている。なおサーガSBTは、ソラナの主要開発元であるソラナラボ(Solana Labs)が手掛けるWeb3スマートフォン「サーガ(Saga)」の購入者に配布されたSBTである。

続く第2フェーズは5月29日から6月12日までで、ピスネットワーク(PYTH)やマジックエデン(ME)など、ソラナ関連のNFTおよびトークンの保有者が対象となる。また第3フェーズは6月12日から26日までで、レジャー社が提供するウォレットアプリであるレジャーライブ(Ledger Live)上にSOLを保有している一般ユーザーに販売される。

そして最終の第4フェーズでは、6月26日以降に全ユーザーを対象とした一般販売が開始される予定だ。

「レジャーフレックスソラナエディション」は、秘密鍵の保管場所として機能するセキュアエレメントチップ、ハードウェアウォレット専用のカスタムオペレーティングシステムであるレジャーOS(Ledger OS)、トランザクションを安全に確認・承認できるセキュアタッチスクリーンを搭載しているハードウェアウォレット。

また同ウォレットは、USB-CやBluetooth、NFCに対応しており、レジャーライブと連携することでソラナネットワーク上のSPLトークンの売買・スワップが可能となっている。

参考:レジャー
画像:iStock/LeoTroyanski

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。