ロート製薬とユニメディアがブロックチェーンの実用化に向けた共同研究を開始

ロート製薬とユニメディアがブロックチェーンの実用化に向けた共同研究を開始

株式会社ユニメディアとロート製薬株式会社が、ユニメディア開発のコンソーシアム型ブロックチェーンを用いた共同研究を1月6日より開始したことを同月28日プレスリリースにて発表

同共同研究は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、情報管理におけるセキュリティ強化を目的に行われるとのこと。

今回の協業にてロート製薬では、強固なセキュリティを強みとするブロックチェーンを機密情報・顧客情報管理に活用する事で、個人情報の取り扱いに対する顧客の不安解消と、社員が安全に情報運用を行える環境整備を整えていきたいとのこと。

編集部のコメント

DXとは、ITが世の中に浸透することが、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化をさせることの概念です。 同研究ではユニメディア社開発のコンソーシアム型ブロックチェーン「Bdisp-Engine(ビーディスプエンジン)」が利用されています。
同社に問合せを行ったところ、Bdisp-EngineはHyperLedger fablicをベースにカスタマイズされており、秒間1500件のトランザクションを記録することができるとのことです。またAPIベースで開発されていることからエンジニアはブロックチェーンを学ばなくとも簡単に扱えるようになっているとのことです。
同社は11月にBdisp-Engineを利用して、物品貸し出し管理サービス「monotokne(モノトーン)」を提供開始することを発表していました。 物品貸出管理サービス「monotokne」は、企業内の資産・備品貸出履歴を管理するサービスで、物品の情報をブロックチェーンに登録する事で、所有権や貸出条件を改ざんされにくい形で保管ができ、物品を管理者に返却せずとも、次の貸出と利用履歴が記録され、企業内でシームレスに備品貸出のやり取りが可能になるとのことでした。


コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)

(images:artsstock,Danler )

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あたらしい経済 編集部

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