Web3領域特化の「Kraken Ventures」、約73億円を調達

「Kraken Ventures」、約73億円を調達

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の元従業員が主導するWeb3ファンド「クラーケンベンチャーズ(Kraken Ventures)」にて、約73億円(6500万ドル)の資金調達をしたことが12月17日に分かった。ちなみにファンド立ち上げの発表は今年の2月に行っていた。

「クラーケンベンチャーズ」は暗号資産とフィンテック領域におけるスタートアップ企業やプロトコルを対象にした投資ファンドで、Krakenや機関投資家らが資金提供を行なった。発表によれば「クラーケンベンチャーズ」は独立系ファンドの立て付けで運営されていくとのことだ。

クラーケンベンチャーズの代表であるブランドン・ガス(Brandon Gath)氏は、次のようにコメントをしている。

「1号ファンドを無事にクローズできたことを大変嬉しく思っています。私たちの投資に対する長期的な視点と、真にグローバルでスケーラブルなプラットフォームの構築におけるクラーケンの経験を活用する可能性が、投資家から圧倒的な関心を得ることにつながったのは間違いありません。私たちは今この資金を有効に活用し、最も革新的なプロジェクトとその非常に優秀な創業者が、企業やプロトコルの開発を加速させるのを支援することに重点を置いています」

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LuckyStep48

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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