米コインベースプロでKryll(KRL)、LCX(LCX)、SUKU (SUKU)、OriginTrail(TRAC)上場

米コインベースプロでKRL、LCX、SUKU、TRAC上場

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase(コインベース)が、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォームCoinbase Pro(コインベースプロ)にて新たに暗号資産クリル:Kryll(KRL)、エルシーエックス:LCX(LCX)、スク:SUKU (SUKU)、オリジントレール:OriginTrail(TRAC:トラック)の上場を10月28日発表した。

なおコインベースプロは先週21日にアセンブルプロトコル:Assemble Protocol(ASM)を上場しており、新規銘柄の上場発表は10週連続となった。

同プラットフォームで上場した暗号資産は数日中にCoinbase.com(販売所)でも取り扱いが開始する流れとなっているため、今回上場となった各銘柄もその対象となるだろう。

コインベースプロでの各銘柄の取り扱いは流動性条件が満たされ次第、10月28日の午前9:00(太平洋標準時)以降になるとのことだ。また米コインベースのサービス対象全地域で対応するとのこと(日本は対象外)。

コインベースプロでの各銘柄の取引ペアはKRL-USD、KRL-USDT、KRL-EUR、LCX-USD、LCX-USDT、LCX-EUR、SUKU-USD、SUKU-USDT、SUKU-EUR、TRAC-USD、TRAC-USDT、TRAC-EURとなっている。

各暗号資産について

クリルは自動取引戦略のプラットフォームだ。KRLは同プラットフォームで利用されるトークンで、イーサリアムのERC-20規格に準拠している。

なおKRLは、クコイン(KuCoin)やリキッド(Liquid)、ヒットビーティーシー(HitBTC)で取り扱われている。なお時価総額は約71.7億円となる(10/28コインマーケットキャップ調べ)。

LCXは、セキュリティトークンなどのデジタル資産を取り扱うLCX Exchangeで手数料として使用するトークンだ。こちらもイーサリアムのERC-20規格に準拠している。

なおLCXは、リキッド(Liquid)やヒットビーティーシー(HitBTC)、ユニスワップV2(Uniswap V2)、ユニスワップV3(Uniswap V3)、スシスワップ(Sushiswap)、ゼロエックスプロトコル(0x Protocol)などで取り扱われている。なお時価総額は約262億円となる(10/28コインマーケットキャップ調べ)

スクはサプライチェーンの透明性を高めることを目的としたプラットフォームだ。SUKUはプラットフォームのガバナンスやユーザーおよびノードオペレーターへの報酬として利用されるERC-20規格のトークンである。

なおSUKUは、ゲート(Gate.io)やクコイン(KuCoin)、ビットトレックス(Bittrex)、ビットフィネックス(Bitfinex)、ユニスワップV2(Uniswap V2)、スシスワップ(Sushiswap)、DODOで取り扱われている。なお時価総額は約135億円となる(10/28コインマーケットキャップ調べ)。

オリジントレールはサプライチェーンの追跡からアート、卒業証書、ビジネス認定の検証まで、あらゆるデータを検出、管理、保存するために使用されるプラットフォームだ。TRACはネットワーク上のデータ処理とストレージの支払いに使用されるERC-20規格のトークンだ。

なおTRACは、クコイン(KuCoin)やビットトレックス(Bittrex)、ヒットビーティーシー(HitBTC)、ユニスワップV2(Uniswap V2)、ユニスワップV3(Uniswap V3)、バンコールネットワーク(Bancor Network)、ゼロエックスプロトコル(0x Protocol)などで取り扱われている。なお時価総額は約506億円となる(10/28コインマーケットキャップ調べ)。

参考:コインベースプロ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。