GMOコイン、暗号資産シンボル(XYM)上場へ

GMOコイン、XYM上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが暗号資産シンボル:Symbol(XYM:ジム)の取り扱いを開始することが10月7日分かった。なおGMOコインの新規通貨上場は7月より取り扱いを開始をしたコスモス:Cosmos(ATOM)以来となる。また国内においてシンボルを取り扱うのは、Zaif Exchange(ザイフ)、サクラエクスチェンジ、ビットバンクに続き4例目となる。

発表によるとシンボルの取り扱いは10月20日より、同取引所が提供する「取引所(現物取引)」および「貸暗号資産」にて開始される。その他詳細については後日公開されるとのこと。

今回の新規通貨取り扱いでGMOコインは、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ビットコインキャッシュ(BCH)ライトコイン(LTC)リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、テゾス(XTZ)、クアンタム(QTUM)、エンジンコイン(ENJ)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)にシンボル(XYM)が加わり、合計15銘柄を取り扱うことになった。

シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。XYMの時価総額は約840億円となっている(コインマーケットキャップ10月1日調べ)。

なおネムとシンボルは違うプラットフォームとなっている為、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが配布される権利がある。今年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、シンボルの付与が行わる形となっていた。

国内取引所のユーザーについては取引所がユーザーの暗号資産を預かる格好となる為、ユーザーへのシンボル配布は各取引所が方針を決めている。

ちょうど昨日10月6日にはネムを取り扱っているコインチェックが「2021年度中(2022年3月まで)」にシンボルの配布をすることを発表していたばかりだった。

なおGMOコインについてはオプトインに参加しており、シンボルの配布を受けている。

今回の発表では対象ユーザーへのシンボルの配布については触れられていなかった。

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参考:GMOコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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