チェインスモーカーズやフォビらが出資、OPクリプトが27億円規模のファンド立ち上げ

OPクリプトが27億円規模のファンド立ち上げ

デジタル資産分野専門VCのOPクリプト・キャピタル・マネジメント(OP Crypto Capital Management)が、約27億円(2,500万ドル)規模のファンドを立ち上げたことを9月6日に「The Block」が報じた。

OPクリプト・キャピタル・マネジメントは暗号資産取引所運営のフォビ(Huobi)の元投資戦略責任者ダビッド・ガン(David Gan)氏が率いており、主に分散型金融やメタバースに関わるプロジェクトに投資していく方針のようだ。

OPクリプトはこれまでレイヤー1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)の開発を行う「アバラボ(AVA Labs)」や、イーサリアムの相互運用性を高めるプロジェクト「コネクスト(Connext)」や、ゲームとNFTの接続を容易にすることを目指す「スターダスト(Stardust)」などに投資を行っている。

なおOPクリプト・キャピタル・マネジメントはHuobi Ventures、Galaxy Digital、Digital Currency Group、アジアの投資コンサルタント会社であるThe Brooker Group、そしてBybitのベンチャー企業であるMirana Ventures、著名アーティストChainsmokersのアレックス・ポール(Alex Pall)氏とアンドリュー・タガート(Andrew Taggart)氏らから出資を受けているとのこと。

なおダビッド・ガン(David Gan)氏は「米国を拠点とするベンチャーキャピタルと、アジアの暗号資産コミュニティの間のギャップを解消することで、他のファンドとの差別化を図る」とThe Blockに対して語っている。

参考:The Block
images:iStocks/ivanmollov・BadBrother
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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