ビットフィネックス、デジタル証券取引プラットフォーム立ち上げ

ビットフィネックス、デジタル証券取引プラットフォーム立ち上げ

暗号資産(仮想通貨)取引所運営のビットフィネックスの関連会社ビットフィネックス証券(Bitfinex Securities)が、デジタル証券(セキュリティートークン:ST)の取引プラットフォームを立ち上げたことを9月6日に発表した。

なおビットフィネックス証券はカザフスタンのアスタナ金融サービス局(AFSA)の規制に従い、KYCおよびAML等の要件を遵守して運営されていくとのことだ。

発表によると、この取引プラットフォームはブロックチェーン上で発行された株式や債券などの取引を行うことができるものとなっている。

またビットフィネックス証券のウェブサイトによると、プラットフォーム立ち上げの目的は資金調達・事業の拡大を目指す企業に独自のソリューションを提供することとなっている。

企業はビットフィネックス証券が提供する資金調達プロセスに従って手続きを完了することで、デジタル証券を低コストで効率的な市場に流通させることができるとのことだ。

ビットフィネックス証券の取引プラットフォームは暗号資産取引所と同様に24時間年中無休で運営されるとのことだ。

投資家はビットフィネックスのサイトからビットフィネックス証券のプラットフォームにアクセスが可能で、今月29日に最初の取引が開始される予定となっている。

ビットフィネックス証券のCTOであるパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は今回の発表に際して以下のようにツイートしている。

「株式や債券、ファンドの取引や上場は、従来の金融機関が行っていました。ビットフィネックス証券には、すでに多くの中堅企業が参加しており、今後、提供する商品を急速に拡大していく予定です。ご期待ください」

参考:Bitfinex
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【5/8話題】FTXが再編計画修正案を提出、グレースケールがイーサリアム先物ETFの申請を撤回

FTXが再編計画修正案を提出、債権者らへの支払い145~163億ドル見込む、グレースケール、承認可否判断前にイーサリアム先物ETFの申請を撤回、米SEC委員長、「暗号資産事業者の法順守監視はユーザー保護の一端を担っている」、ビットポイントに「ソラナ(SOL)」上場、ステーキングサービスも提供開始、豪州財務局が暗号資産取引所にユーザー情報を要求、税金取り締まりで、英レボリュート、プロトレーダー向け暗号資産取引所「Revolut X」開設、メタマスク、有害なMEVからユーザーを保護する機能「スマートトランザクション」追加、アスター、「Astar zkEVM」上でのTGE支援プログラム「TGE Catalyst Grant」発表、暗号屋とKlimaDAO JAPANが提携、地球環境に配慮した実証実験を実施へ、コロンビア大手銀行、暗号資産取引所「Wenia」立ち上げ=報道