ブルガリ、ブロックチェーンで寄付金の行き先を保証

ブルガリ、ブロックチェーンで寄付金の行き先を保証

LVMHグループ傘下のブルガリが、ブロックチェーン技術を利用して寄付金の行き先を顧客に対し保証する取り組みを始めたことを8月6日に発表した。

ブルガリでは2009年より「ブルガリ×セーブ・ザ・チルドレン」のジュエリーコレクションを顧客が1つ購入するごとに75ユーロ(約1万円)を寄付する取り組みを行っている。

今回の新たな取り組みでは、このコレクションの製品ごとにデジタル証明書を発行する。顧客は専用のサイトより自身のIDからその寄付された金額を追跡し、インタラクティブなデジタル体験を通じて寄付金がどのように利用され、影響を与えるのが理解できるとのことだ。

ブルガリは今回の取り組みについて「ブランドに対するお客様の信頼が高まるだけでなく、寄附という行為と具体的な成果との間のつながりがより明確になり、寄附して下さったお客様の献身的な意識をより強固なものにするとともに新たなお客様がブルガリの慈善活動に参加するきっかけを作る」と説明している。

なおブルガリはLVMHが取り組んでいるブロックチェーンコンソーシアム「オーラ(Aura)」にも参加している。今回の取り組みに「オーラ(Aura)」が利用されているかについては記載がなく不明である。

参考:PRタイムス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/tupungato

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。