コインベース、ドイツでライセンス取得

コインベース、ドイツでライセンス取得

米ナスダック上場の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)がドイツの金融規制当局であるドイツ連邦金融監督庁(BaFin)より、暗号資産のカストディと取引に関するライセンスを取得したことを6月29日発表した。

リリースによるとBaFinがライセンスを付与したのは欧州連合において初とのことで、コインベースはドイツでの暗号資産カストディサービス営業の認可を受けた初の企業となるようだ。

今回認可を受け営業を行うコインベースのドイツ支部となるCoinbase Germany GmbH(コインベース・ジャーマニー)は今後数週間でサービス開始をするとのこと。サービスのローカライズやプロダクトの拡充の他、近い将来には新機能や新製品を発表する予定としている。

コインベースのヨーロッパ担当マネージングディレクターであるマーカス・ヒューズ(Marcus Hughes)氏は「コインベースは、ドイツをはじめとする世界中のお客様に、最も信頼性が高く、使いやすい暗号サービスを提供することをお約束します。ドイツでライセンスを取得したことは、世界中で経済的自由を実現するための重要なマイルストーンとなります」とリリースにてコメントしている。

なおコインベースは今月18日に日本でも交換業登録が完了している。営業開始日については現状公開されていないが、金融庁のサイトによれば、取り扱う通貨は「BTC(ビットコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、ETH(イーサリアム)、XLM(ステラルーメン)、LTC(ライトコイン)」とのことだ。

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米コインベースの日本法人、交換業登録完了

参考:コインベースBaFin
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BeeBright

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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