テザー、ボリビアのフィンテック「ペソ」に出資。南米4カ国でUSDT決済基盤の拡大支援へ

TetherがボリビアのPesoに出資

米ドル建てステーブルコイン「USDT」を発行するテザー(Tether)が、ボリビアのフィンテック企業ペソ(Peso)のプレシード資金調達ラウンドを主導したと10月21日に発表した。出資額や調達総額は公表されていない。

今回の調達資金は、ボリビア、ブラジル、コロンビア、アルゼンチンの4カ国で、USDTと現地法定通貨の交換を支える決済基盤の拡充に充てられるとのこと。ペソは、加盟店向けの店舗決済網やバーチャル口座の基盤拡充も進めるという。

ペソは、USDTの保有や支払い、投資、国際送金を単一のアプリで利用できるサービスを提供している。また、同社はボリビアでデジタルサービスプラットフォーム「ヤンゴ(Yango)」にUSDT決済を導入している。利用者はヤンゴでフードデリバリーを注文し、支払い方法にペソを選択することで、ペソのアプリから決済を確定できるという。

このほかペソは、ボリビアでQRコード決済や現地銀行への送金に対応している。利用者はアプリ内のドル建て残高を現地通貨に換算し、店舗での支払いや本人名義の銀行口座への出金に利用できるという。

テザーは今回の出資を通じて、小売や電子商取引、フードデリバリーなど、日常的な支払いにおけるUSDTの利用拡大を目指すとしている。

なお、テザーは10月13日、中南米でステーブルコインを活用した金融サービスを提供するEFYファイナンス(EFY Finance)への出資を発表していた。同社は、ステーブルコインを使った国際送金や口座サービスなどを提供し、従来の金融システムとステーブルコインをつなぐインフラの整備を進めている。 

参考:テザー
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。