イラン、制裁回避へ外貨規制の運用緩和。暗号資産で貿易決済=報道

輸出収入の回収・活用を柔軟化

イラン中央銀行が、米国の制裁を回避して貿易を維持するため、外貨規制の運用を緩和しているという。英紙「フィナンシャル・タイムズ(Financial Times:FT)」が9月9日に報じた。

FTによると、業者は国内の暗号資産(仮想通貨)取引所を通じ、米ドル建てステーブルコイン「USDT」や「ビットコイン(BTC)」で越境決済を行っているという。

また業者は、公定レートによらない外貨の両替や、輸出収入を輸入代金に直接充てることも認められているとのこと。イラン中銀はFTへのコメントを控えた。

一方、米財務省は8月24日、イランへの経済的圧力を強める「オペレーション・エコノミック・アウトキャスト(Operation Economic Outcast)」の開始を発表した。同省は、イラン政権が制裁回避やイスラム革命防衛隊(IRGC)に関連する取引への暗号資産利用を指摘している。

同措置で米財務省外国資産管理局(OFAC)は、大統領令13902に基づき、デジタル資産を含む5部門を制裁対象となり得る分野に指定した。同局は、所在地を問わず、イランの対象部門で事業を行う個人・企業に制裁を科す権限を拡大したという。

米財務省は、イランのために資金洗浄や制裁回避を支援する事業者は、米国の金融システムから排除される可能性があると警告している。

参考:FT
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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