DeFiプロトコル「スパーク」、ユニスワップv4へ1.5億ドルのステーブルコイン流動性を移行

SparkがUniswap v4へステーブルコイン流動性を移行

ステーブルコイン流動性に注力するDeFi(分散型金融)プロトコル「スパーク(Spark)」に関連する1.5億ドル(約242億円)相当のステーブルコイン流動性が、ユニスワップv4(Uniswap v4)へ移行された。DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が6月25日に発表した。

スパークは、米ドル連動型ステーブルコイン「USDS」を展開するスカイ(Sky:旧MakerDAO)エコシステムのDeFiプロトコルだ。ユニスワップ上でステーブルコイン向けFXレイヤーの構築を進めており、今回の流動性移行はその一環とのこと。

移行された流動性は、イーサリアム(Ethereum)上のUSDS/USDTとUSDS/PYUSDの2つのユニスワップv4プールに供給された。これらのプールでは、スカイ(Sky:旧MakerDAO)エコシステムの米ドル連動型ステーブルコイン「USDS」が、初期のクオート資産として使われている。発表によると、今回の移行はDeFi史上最大級のステーブルコイン流動性移行の1つだという。

今回ユニスワップv4へ移行された流動性は、スパークとユニスワップラボが共同で設計・構築した「デュアルプール(DualPool)」へ今後移行される予定だという 。

デュアルプールは、未使用のステーブルコイン流動性をスパーク管理の利回り付きボールトであるERC-4626ボールト(ERC-4626 Vault)に置き、スワップ時に必要な分だけユニスワップv4プールへ移す設計だ。取引後は、残りの資産と手数料が同ボールトへ戻される。

デュアルプールへの移行後は、利用者が通常のユニスワップでのスワップに近い操作感を保ちながら、より深い流動性や低い想定スリッページを期待できるという。一方で流動性提供者やマーケットメイカー、ステーブルコイン発行体は、取引に使われていない資金を利回り付きで活用しやすくなるとのことだ。

なおこのデュアルプールは、ユニスワップv4向けの機能拡張機構「フック」を活用する仕組みとのことだ。

ユニスワップラボは6月24日、ユニスワップウェブアプリ(Uniswap Web App)からトークンオークションを直接設定・開始できる機能の提供開始も発表している。プロジェクトチームは、同ウェブアプリ上で既存トークンまたは新規作成したトークンを使い、オンチェーン型のトークンオークションを実施できるとのことだ。

参考:ユニスワップラボ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。