トルクメニスタン、暗号資産の取引とマイニングを規制する法律可決

トルクメニスタンが暗号資産を規制する法律可決

トルクメニスタンが、デジタル資産を合法化し規制する法律を可決した。これには暗号資産(仮想通貨)取引所および暗号資産マイニング企業に対するライセンス制度も含まれると、国営メディアが11月28日に報じた。

国営紙「ニュートラル・トルクメニスタン(Neutral Turkmenistan)」は、セルダル・ベルディムハメドフ(Serdar Berdymukhamedov)大統領が同法に署名したと伝えた。同法は2026年1月1日に施行される。

世界第4位のガス埋蔵量を持つとされる砂漠地帯の多い中央アジアの国であるトルクメニスタンは、主として中国に供給する天然ガス輸出に依存する経済からの多角化を近年進めている。

政府報道官はロイター(Reuters)に対し、この法律が「投資誘致に寄与し、デジタル化を促進する」と述べた。

報道官によれば、新法はトルクメニスタンにおける暗号資産の創設、保管、発行・提供、利用、流通を規制し、それらの法的および経済的地位を定義する。

同じく旧ソ連圏の中央アジア共和国であるキルギスは、暗号資産取引所のバイナンス(Binance)と提携して国家ステーブルコインを立ち上げるなど、この分野で地域の先導役として自国を位置づけている。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Turkmenistan passes law regulating cryptocurrency mining and exchanges
(Reporting by Marat Gurt, Writing by Felix Light; Editing by Mark Trevelyan)
参考:中国人民銀行
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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