米国初のステーキング対応ソラナ(SOL)現物ETF取引開始、カストディにAnchorage Digital採用

Cboe BZX取引所にSOL現物ETF上場

米国初のステーキング対応ソラナ(SOL)現物ETF(上場投資信託)「レックス-オスプレイSOL+ステーキングETF(REX-OSPREY SOL + STAKING ETF)」が、7月2日に米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)で上場および取引開始された。上場同日に同ETFを立ち上げたレックスシェアーズ(REX Shares)がXで発表した。

「REX-OSPREY SOL + STAKING ETF」は、米暗号資産(仮想通貨)運用会社レックスシェアーズおよび、オスプレイファンド(Osprey Funds)が共同で立ち上げた上場投資信託。同ETFのステーキングパートナーおよびカストディアン(保管機関)に、暗号資産カストディ企業アンカレッジデジタル(Anchorage Digital)が採用されている。

レックスシェアーズおよび、オスプレイファンドの広報担当者がメディア「ディクリプト(Decrypt)」に語ったところによれば、「REX-OSPREY SOL + STAKING ETF」は取引初日1,200万ドル(約17.2億円)規模の投資資金が集まったという。

5月30日に両社は米証券取引委員会(SEC)対し、「REX-OSPREY SOL + STAKING ETF」の申請書を提出。この申請書に対しSECは6月27日に「追加のコメントはありません」と通知した。これによりステーキング対応のSOL現物ETFがSECに承認された形となる。

「REX-OSPREY SOL + STAKING ETF」はSOLの価格を追跡しながら、ステーキングを通じた利回りの獲得を目的としている。投資家は、SOLのエクスポージャーを得ながらステーキング報酬の取得が可能とされている。

また同ETFは、保有する暗号資産のうち最低50%をステーキングすることを目指しているという。なお運用はケイマン諸島に設立されたファンドの子会社が担い、管理手数料は0.75%に設定されている。

参考:アンカレッジデジタル
画像:iStocks/Who_I_am

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。