香港VSFG、3月までに現物ビットコインETF立ち上げを計画か=報道

年末までに運用資産約740億円目指す

香港の金融サービス企業「ベンチャー・スマート・フィナンシャル・ホールディングス(Venture Smart Financial Holdings:VSFG)」が、現物ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)を立ち上げる予定のようだ。ブルームバーグが1月19日報じた。

VSFGは今年第1四半期中に現物ビットコインETFを立ち上げるべく、香港証券取引委員会(SFC)へ申請を行う予定で、年末までに運用資産5億ドル(約740億円)を目指すという。

VSFGは伝統的な資産及びデジタル資産の運用サービスを提供する企業。SFCの認可を受けて暗号資産の運用を行っている。

アジアの暗号資産ハブを目指す香港は昨年12月、現物暗号資産ETFを受け入れる準備が整ったことを表明している。

なお香港では現在、先物ベースの暗号資産ETFが認められている。「CSOPビットコインフューチャーズETF(CSOP Bitcoin Futures ETF)」と「CSOPイーサフューチャーズETF(CSOP Ether Futures ETF)」、そして「サムスンビットコインフューチャーズ(Samsung Bitcoin Futures)」の3銘柄が上場している。

ちなみに米国で承認された現物ビットコインETFは、取引開始から2日間で累計77億ドル(約1.1兆円)の出来高を記録している。

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参考:ブルームバーグ
images:iStocks/Alex-Sholom

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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