三菱UFJモルガンスタンレー証券、DTSのマネロン等対策システム「AMLion」採用

三菱UFJモルガンスタンレー証券、DTSのマネロン等対策システム「AMLion」採用

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が大手システムインテグレーターのDTSが提供するマネーロンダリング対策およびテロ資金供与対策(AML/CFT)のシステム「AMLion(アムリオン)」を採用したことをDTSが6月18日に発表した。

「AMLion」はアンチマネーロンダリングの国際基準に準拠し、関連業務を幅広くサポートするパッケージシステムで、その取引モニタリング機能は、既に複数の金融機関に導入されており、FATF審査対策ソリューションとしての実績を持つ。なお今回は国内証券会社における「AMLion」の採用は初となるとのことだ。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「AMLion」を採用した背景について、DTSのリリースでは「三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、金融機関としての社会的責任と、国内外のステークホルダーからの要請に鑑み、既にAML/CFT対策として、取引モニタリングやIPモニタリングを実施しています。

しかしながら昨今の金融犯罪の拡大、特にインターネット経由での新たな脅威の増加に加え、最近の国内外のFATF審査の傾向から、取引モニタリング業務の更なる高度化が必要と考え、同社は国際基準を満たしつつ、個別の高度化要件にも柔軟に対応できるDTSのAMLionの取引モニタリング機能の採用を決定しました」と説明されている。

なお三菱UFJモルガン・スタンレーでの「AMLion」本番稼働は2022年1月を目指しているとのことだ。

参考:DTS
デザイン:一本寿和
images:iStocks/designer491・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

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