英国財務省がステーブルコインを規制する方針を発表

英国財務省がステーブルコインを規制する方針を発表

英国財務省が民間の発行するステーブルコインについて規制案を提出する方針であることが、同国財務相リシ・スナック(Rishi Sunak)氏の声明により11月9日明らかになった

この声明では英国の金融サービスの将来に向けた展望について語られており、英国の金融サービスハブとしての地位を維持するためにステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)を前面に打ちだしている。

声明の中ではステーブルコインが新技術として人々のお金の保管・交換方法を一変させ、支払いをより安く迅速にする可能性があると述べられている。

また消費者や金融の安定性に対するリスクを管理しつつステーブルコインの潜在的なメリットを活用するために、政府はステーブルコインに関連する取り組みについて、他の支払い方法に期待するのと同じ最低基準を満たすような規制アプローチを提案する予定であると述べられている。

また声明のなかでスナック氏は「英国がCBDCに関する世界的な議論の中で主導的な役割を果たしていることから、中央銀行が現金を補完するものとして独自のデジタル通貨を発行できるかどうか、またどのように発行できるかを検討するために、英国財務省とイングランド銀行が取り組んでいることを歓迎する」と述べている。

(images:iStock/stockdevil・Who_I_am)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で