ポリゴンラボ、「Open Money Stack」のソラナ対応を拡充。銀行入出金など一括提供

銀行入金からステーブルコインの保管・送金、出金までを単一APIで提供

ポリゴン(Polygon)の開発を担うポリゴンラボ(Polygon Labs)が、決済基盤「ポリゴン・オープン・マネー・スタック(Polygon Open Money Stack:OMS)」のレイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」対応を10月29日に発表した。

今回の対応により、ソラナを利用する事業者は、銀行からの入金、ステーブルコインの保管・交換、チェーン間送金、出金までを1つのAPIで扱えるようになった。

OMSは、ポリゴンラボが開発・提供する企業向けの決済基盤で、同社が今年1月に構想を発表した。法定通貨と暗号資産(仮想通貨)の交換やウォレット、複数のブロックチェーン間で資産を移動する機能などを統合し、銀行やカードなどの既存の決済インフラとブロックチェーンを接続する。

ポリゴンラボは同基盤を通じて、事業者が複数のサービスを個別に導入する負担を抑え、ステーブルコインを利用した送金・決済機能を自社サービスへ組み込めるようにすることを目指している。今回の対応は、ソラナを利用するフィンテック企業や決済アプリ、マーケットプレイスなどが対象だ。

また今回の対応により事業者は、銀行振込やカード、現金、暗号資産による入金を受け付け、ドルをソラナ上のステーブルコインに交換できる。資産の保管には、ソラナに対応する保管型ウォレットや、アプリ内に組み込むウォレットを利用できるという。

出金時には、ソラナ上のステーブルコインをドルに交換し、銀行口座や対応カードへの送金、現金での受け取りに対応するとのこと。暗号資産ウォレットへの送金にも対応するという。

また、ソラナとポリゴン、トロン(TRON)、イーサリアム(Ethereum)などのネットワークをまたぐ資産移動にも対応する。対応資産として、米ドル建てステーブルコイン「USDC」、「USDT」、「PYUSD」、ソラナのネイティブトークン「SOL」、ラップドSOL(Wrapped SOL)が挙げられている。

事業者はOMSの機能全体を利用できるほか、必要な機能だけを既存のウォレットやコンプライアンス関連サービスなどと組み合わせることも可能だ。ポリゴンラボは今後、OMSの対応先をさらに多くのブロックチェーンへ広げる方針を示している。

なおポリゴンラボは8月3日、OMSのチェーン間送金機能「ポリゴン・トレイルズ(Polygon Trails)」で、ソラナと20以上のイーサリアム互換チェーン間の送金に対応したと発表していた。

参考:ポリゴン公式ブログ
画像:PIXTA

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。